T. ギルブ(著), G.M.ワインバーグ(著), 木村泉(訳), 米沢明憲(訳), 計算機入力の人間学 打鍵入力信頼性技法

主にキーパンチャによるデータ入力の信頼性向上に関する専門書。泥臭い仕事の一つだが、その重要性は揺るぎなく、おそらくこれからも何だかんだと言いながらもなくならないだろう。

原著は1977年に発表されたものであり、パンチカードに関する記述など今ではさすがに古くなっている部分もある。しかしながら、人間の本質に関わる部分は全く古くなっておらず、繰り返しや確認語によるエラー率の低減手法、適応制御を用いた入力検査など、現在でもそのまま使える内容も多い。

単に入力ミスを減らすための小ネタ集だけではなく、システム全体としていかにエラーを減らすかという設計もきちんと盛り込まれている。この部分もあまり古くなる内容ではないため、学んで損はない部分だろう。

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