鈴木貴博, 会社のデスノート トヨタ、JAL、ヨーカ堂が、なぜ?

文章は読みやすいし、コンサルタントらしい説得力もある。ただし、基本的に過去の事例を後出しで分析している本なので、あまり将来予測を期待して読む本ではない。自動車業界については多少の予測があり、現在のところは予測に近い回復基調にあるが、結果が出るのはもう少し先か。

価格弾力性や所得弾力性に着目した分析は視点としては面白い。特に、短期と長期で弾力性が異なり、また業種ごとに傾向が違うという点は指摘されて初めて気付くもの。

表題はキャッチーではあるが、無理にデスノートと結びつける必然性のある内容では無かった気もする。

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