長谷川亮一, 地図から消えた島々 幻の日本領と南洋探検家たち

過去の地図に掲載されていたものの、現在の地図からは削除されている島々 (その多くはいわゆる疑存島) の物語。

疑存島の発生するプロセスが実に興味深い。国家の都合や防諜の都合などによるものはほとんどなく、アホウドリやグアノによる一攫千金を狙う山師達の化かし合いの結果として生まれてしまったものが大半。

全体として、淡々と事実を重ねていくスタイルなので、心躍る冒険譚を期待すると少々裏切られるかもしれない。

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