エンディングノート

万一のためのエンディングノート

家族持ちとなり、自身の万一の場合の対処を考える必要に迫られたので、エンディングノートを作成した。

現在大きな病気などを抱えているわけではないが、突然の事故などの可能性はゼロではない。自身が意思表示できる状況ならばまだ良いが、それすらできない状況となってしまうとさすがに家族が困ることが予想される。家族も個別に蓄えがあり実家も健在なのですぐに生活に困ることはないはずだが、遺品の処分などの事後処理では判断に困ることがたくさんあるはずだ。そうした状況を想像して、死後または死の間際に際して遺族や家族の判断や処理の助けになる情報をエンディングノートとしてまとめた。

エンディングノートという名称は和製英語な上に終活を連想させてしまうのが心外だが、他に適当な語がないのでこの名称を用いることとした。なお、効力のある遺言とするにはいくつかの要件を満たす必要があるが、今回は見送った。

エンディングノートに記述する項目

エンディングノートはいくつか紙製品が市販されているが、定期的に更新することを考えて電子的に作成した。テキストファイルに必要事項を記述しておき、最新版を印刷したものを家族の知る所定の場所に置いておく。更新は年に一度程度で十分だろう。

エンディングノートには以下の内容を記述した。これは、いくつかのエンディングノートの製品やサイトを参考に、自分にとって重要なものを取捨選択したものである。

  • 基本情報
    • 氏名や生年月日、本籍地などはさすがに知られているが念の為に記述しておく
    • 運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーなどの主要な証明書類は、その保管場所と番号を記述する
  • 資産
    • 銀行や証券会社は口座番号とカード類の保管場所を記述しておく。パスワードは記述しない
    • 基礎年金番号と受給資格も記述しておく
    • 不動産、骨董品、貴金属などがある場合は処分方法と併せて記述しておく。私の場合は戦前・戦後の麻雀関係の古書が一山あるため、引き取ってもらえそうな古書店の情報と併せて記述した
    • 保険に加入している場合はその情報も記述しておく
    • 借入金、ローン、保証債務がある場合はそれも記述しておく
    • クレジットカードやマイレージの情報も忘れずに
  • 身の回りのこと
    • 住宅、電気、ガス、水道、通信などのインフラ類の契約を自分が担当している場合は記述しておく
    • ネット上でのサービス契約も記述しておく。Netflixなどのサブスクリプションも忘れずに
    • 退会処理が必要となるような団体に所属している場合はそれも記述しておく。学会など
  • 家族、親族、知人
    • 万一の際に連絡するべき家族や親族は連絡先とともに一覧にしておく
    • 友人や知人も学校や職場ごとに代表者を選んで連絡先や葬儀への参列希望の有無とともに記述しておく
  • 医療、介護
    • かかりつけの病院や常用薬がある場合は記述しておく
    • 告知、延命処置、臓器提供、献体登録の方針を記述しておく
    • 希望する介護施設や介護方針がある場合はそれも記述する
  • 葬儀
    • 希望する葬儀内容がある場合は記述しておく
    • 納骨の方針も同様

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