山口揚平, 知ってそうで知らなかった ほんとうの株のしくみ

株式投資の入門書。

素朴なファンダメンタルズ寄りで、個別株投資、特に小型割安成長株投資によりキャピタルゲインを得ることを推奨している。ただし、提案している投資手法の実績やエビデンスは示されない。また、推奨するしないはともかくとして、初心者向けの入門書でインデックスファンドを紹介すらしないのはいかがなものかとは思う。

それでも、有価証券報告書の読み方などをきちんと解説しているのはまだ良心的。また、原因-結果と過去-将来の2軸で企業を評価する因果のマトリクス、投資家のスタイルを分類する有望株マトリクスなど、自分の投資を見直すためのきっかけとなる項目もある。

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