ポール・ウェイド(著), 山田雅久(訳), プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ

自分の体重を使い体を極限まで開発する技術、キャリステニクスの教本。

関節を痛めやすいウェイトトレーニングを避けて自重トレーニングを行うことを勧めているが、特に自重トレーニングの怪我が少ないエビデンスは示されない。ウェイトトレーニング偏重に問題があることは感情的には同意できるのだが今ひとつすっきりしない。食事もプロテインは不要と主張しているが、こちらもエビデンスはなし。

プッシュアップ、スクワット、プルアップ、レッグレイズ、ブリッジ、ハンドスタンド・プッシュアップの6タイプの自重トレーニングをTHE BIG SIXと呼んで推奨している。各タイプごとに10ステップが設定され、トレーニングを段階的に進められるように工夫されている。いずれのタイプのトレーニングも機材不要でいつでもどこでもできることを売りにしているが、プルアップなど家の作りによってはなかなか難しいメニューがあるのには注意。また一般的なウェイトトレーニングの視点で見るとrepsが多めで、筋肥大の効率の追求よりも機能的な運動能力の向上を目指すためのトレーニングであると感じる。

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