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中島義道, 人生を <半分> 降りる 哲学的生き方のすすめ

何らかの職業を維持して月給をもらいながらなるべく好き勝手なことをする “半隠遁” のすすめ。ただ必要のない事柄から手を引き、人づき合いを制限して孤立し、自分がもうじき死ぬという事実と向き合いながら、残りの人生何をするべきかを考える。そうすることで、自己中心的にいきいきと生きることができる。

かなりエッセイ寄りの作品で他の学者への批判も多いが、根底に哲学が流れているせいかあまり不快感はない。

book

山形浩生, 翻訳者の全技術

掲題の翻訳を中心としたさまざまなエッセイをまとめたもの。翻訳の話よりも読書論の方が面白く、特に積ん読の話は頷けるものが多い。

それは、もはや積ん読の本を絶対にすべて読み切ることはあり得ないと悟ったあたりから始まる。

ではじまる積ん読の有害性の議論は胸が痛くなる。

book

記憶汚染展

渋谷BEAMの記憶汚染展を訪問。体験型の展示で結構なボリューム。公式の案内で1時間半となっていたが、じっくり見るともう少しかかるかもしれない。

今時はAIでそれっぽいコンテンツをいくらでも作り出せる時代だが、凄まじく手間暇を書けて作り込まれた物理的な展示品の数々はそうした安っぽい作品もどきとは一線を画している。単独で単純な驚きを与えてくれる気軽な展示と思わせつつ、全体を通じての裏ストーリーがしっかりしているのも良い。

diary

有田正規(著), 科学の困ったウラ事情

学術出版の来た道から遡ってもう一冊。

現代の研究者の実態、学術論文制度の限界、不正が起きる原因など、みんなが思っているがなかなか言えないことをズバリと書いてくれた。著者は生命情報科学の研究者だが、自分の関与する情報通信分野でも他人事ではない。

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