ボヘミア・オペラ カルメンの予習

この秋に来日するボヘミア・オペラ カルメンのチケットがとれたので予習をしている。といっても、既に何度も観ている有名作品なので、既に手元にあったDVDを見直しているだけだが。手元にあるカルメンのDVD、ヘルベルト・フォン・カラヤン版ジェイムズ・レヴァイン版とを見比べているが、どちらも甲乙つけがたく、自信を持ってお勧めできる。

カラヤン版は、40年前の録画のため衣装やメイクにやや古臭さを感じさせる部分はあるものの、歌唱と演奏は圧倒的な迫力。最近流行のアルコア版ではなく、グランド・オペラ版でこってりと楽しませてくれる。特に、グレース・バンブリーとミレッラ・フレーニの歌唱は匂い立つような濃さ。

レヴァイン版も、アグネス・ヴァルツァとホセ・カレーラスが実に良い。二人とも年齢的にこの頃がピークかと思われる。他の出演者や演出もメトロポリタンらしい豪華さで、非の打ち所がない。万人にお勧めできる一枚。

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