塚原洋一(漫画), 片岡健(原作), マンガ「獄中面会物語」

殺人犯の実像を描くことを目的に、彼らとの面会を綴った平成監獄面会記をマンガ化したもの。どこかで見たことがある絵柄だと思ったら、野原ひろし 昼メシの流儀の人だった。

殺人犯と一口に言ってもその実態は様々だ。幼少期の愛犬の仇討ちのために綿密な計画を完遂した男、「意思の疎通が取れない障害者は安楽死させるべき」が正義と信じる男、軽度の知的障害が疑われる男。いずれも加害者側の取材のみに偏っており、また被害者を想うと簡単に肯定できるものではないが、マスコミ報道のイメージとはまた違った死刑囚の姿を見ることができる。

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