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大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (12)

ここに来て変化球のアイドル対決。と言ってもテンションの高さは変わらず、安心して楽しめる。様々なパロディが仕込まれているのも芸が細かい。
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川島博之, 「作りすぎ」が日本の農業をダメにする

「食糧危機」をあおってはいけない、「食料自給率」の罠に続く農業政策本。世界的に食料が余っているという現実と今後も過剰生産が続くという見通しの下、これからの日本の農業の形を探っていく。日本の農業の構造的な問題にも触れており、政治的な視点もある良書。おすすめ。
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若井吉樹, 世界一わかりやすいコスト削減の授業

世界一わかりやすい在庫削減の授業の姉妹品。こちらも非常に初歩的な内容。一応ストーリー仕立てになっているものの、筋はあってないようなものでさらりと読める。
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オブスキュアインク, ロゴデザインのアイデア! 実例で学ぶ!! プロのデザインルール&テクニック

ロゴデザインの実例集。副題に "プロのデザインルール&テクニック" とあるが、具体的なルールや技術解説はほとんどなく、あくまでも実例集。パラパラと眺めてインスピレーションを得るための本としては良い出来。
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週刊アスキー 2014年 4/29増刊号

付録の元祖パチパチまとめ板Proが目当てで購入。以前読んでいたのはEYE-COMから週刊アスキーに衣替えした直後までだったので、15年ぶりくらいの購入。未だに "電脳なをさん" や "カオスだもんね!" 、"東京トホホ会"、"ゲイツちゃん" の連載が継続しているのに驚き。元祖パチパチまとめ板Proは言ってしまえばGRID-ITの簡易版なのだが、付録としては充分な出来。仕事用カバンと私用カバンの両方で使用するガジェット用のインナーバッグとして使う予定。背面のメッシュ部分はKin...
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佐々木裕平, これ一冊で基礎から運用までOK! 投資信託 超入門

本当に初心者向けの入門書。内容は薄く表面だけだが、トンデモ度は低い。あくまでも投資信託に限定した入門書であり、資産全体のポートフォリオとして見ると欠けている部分もある点には注意が必要。また、ややアクティブファンド寄りな点や一般論中心で具体的なデータに乏しい点も要注意。
diary

スワローズ vs. マリーンズ @ 明治神宮球場

ものすごく久しぶりの神宮球場。交流戦が始まってからも日程が合わず、なかなか来られなかった。石川は立ち上がりやや不安だったが、要所はきちんと抑えていた。やや年寄り臭いがそこがいい西野は今季はやはり抑えか。三振の取れる縦の変化球があるのが良いオープン戦絶不調だった角中がここに来て見事な仕事。外野のポジション争いが熾烈な状態にもう一つの注目ポジションの捕手だが、伊東監督の好みは吉田か。バッティングはともかく、スローイングは水準以上井上の打撃はもはや言うことなし。研究されたあとに対応...
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やまだ浩一(画), 木村公一(作), 隠し球ガンさん プロ野球スカウト物語 (2)

若手スカウトや少々クセのある捕手など周辺人物が増え、少し深みを増してきた。浪花節の人情路線なのは相変わらず。
book

梅棹忠夫, 文明の生態史観

いまや古典とも言えるヨーロッパからアジアにかけての文明に関する論考。西洋と東洋という従来の分類に代わる、第一地域と第二地域という新たな枠組みは今読んでも新鮮。特に、日本がならった古代帝国の中華との関係と西ヨーロッパ諸国とローマ帝国との関係の類似性の指摘は唸らされる。本書で示されているのはあくまでも大きな骨格のみであり、これだけで世界全てをつかめる様なものでもない。例えば、アメリカ大陸やアフリカ大陸については触れられておらず、これらは他の論者の文献で補う必要があるだろう。
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やまだ浩一(画), 木村公一(作), 隠し球ガンさん プロ野球スカウト物語 (1)

プロ野球のスカウトを取り上げたマンガ作品。元は週刊ベースボールの連載。今時のセイバーメトリクスなスカウトではなく浪花節系。せっかく題材は良いのだから、もう少し野球そのものに深入りしても良い気はする。