comic

押切蓮介, ハイスコアガール (9)

ゲームよりもラブコメ重視の巻。物語の終わりが見えてきて少々悲しい。
book

丸山宗利, 昆虫はすごい

現役の昆虫学者による昆虫コラム。特に高度に文化的な行動をとる昆虫を多数取り上げており、知的好奇心を刺激してくれる。収穫する、狩る、着飾る、旅をする、農業する、奴隷を使うなど、人間が行っている高度な行動の多くを昆虫が先に実践していたというのは驚き。
movie

最高の人生の見つけ方

Amazon Primeで視聴。公開当初に観ていたはずだが、そのときにblogへ記録を残していなかったので改めて書く。 何と言っても、棺桶リスト (Bucket List) という語を世に広めたのがこの映画の最大の功績。この棺桶リストというのは要するに "死ぬまでにやりたいことリスト" で、後悔のない人生を送るために有用なツールだと思う。実は自分もこの映画に影響を受けて棺桶リストを作成した一人だ。この棺桶リストの話は稿を改めて書く。
comic

大石浩二, トマトイプーのリコピン (1) (2) (3)

磯部磯兵衛物語の後釜として週刊少年ジャンプの巻末ギャグ枠に入ったが、諸事情により少年ジャンプ+へ移籍。単行本は続いて欲しい (週刊少年ジャンプで一旦完結させた版が単行本未収録だが)。 グッズ化できそうなかわいいキャラクターと時事風刺ネタとのギャップがすばらしい。
comic

九井諒子, ダンジョン飯 (7)

今回の主役はイヅツミ。食マンガに偏食キャラという組み合わせ。 謎が多いセンシの過去も少しづつ明らかに。
book

廣末登, ヤクザになる理由

犯罪社会学者による、元暴力団組員たちへのインタビュー。 機能不全家庭や交友関係が暴力団加入につながっているという仮説ありきでインタビューを行っているように見える点や環境とその他の要因 (遺伝等) が切り分けられていない点は気になるが、インタビューの内容自体は迫力がある。
game

大逆転裁判2 成歩堂龍ノ介の覺悟

大逆転裁判の続編。大逆転裁判2 成歩堂龍ノ介の覺悟。 前作で残された謎はきれいに回収された。それだけに、前作をプレイしていないと十分に楽しめないかもしれない少々オーバーテクノロジーによるご都合主義が過ぎるのはご愛嬌特に新システムなどはなし。やはり最初から前後編で発売すれば良かったのではないか
book

加谷珪一, お金は「歴史」で儲けなさい

お金の歴史を学ぶことで、より高い確度で儲けていけるという主張。 日本株130年の超長期チャートは新鮮。米国では長期の分析があるが、日本株の分析は珍しい。著者によるとこの130年間は年間平均7%の株価上昇を記録しており (配当金の扱いやインフレ補正の詳細は不明)、米国からは劣後する。日本企業に投資するならば米国の市場拡大の恩恵を受けられる企業を選ぶべき。 ハイパーインフレの歴史も興味深い。ドイツのハイパーインフレでは、為替、金、物価、不動産、株価の順で価格が上昇した。株価は案外...
book

堀江貴文, 儲け方入門 100億稼ぐ思考法

見開き2ページを一項目として要点のみを書くスタイルは実に堀江貴文らしい。初めて氏の著作を読む方にはもう少し補足が必要だと思うが、背景がわかっている人にはこれで必要十分だろう。 ビジネスのヒントも惜しみなく公開されている。その中で、 利益率が高くて元手がかからないことをやる というのは他の多くの起業家たちの意見と共通している。例えば、プッシュカートビジネスが勧められているのと本質は同じ。
book

岩田一平, 珍説・奇説の邪馬台国

邪馬台国の解説書だが、大和説や九州説などのメジャーどころだけではなく、いわゆるトンデモ説も真面目に解説しているのが売り。それも単に文献を漁るだけではなく、提唱者本人へのインタビューを多数実施している労作。ジャワ島説、新潟説など一見荒唐無稽な説も提唱者本人は大真面目で、どれも一理はあることがよく分かる。