comic 九井諒子, ダンジョン飯 (5) やはりファリン救出後もまだまだ続きそうな雰囲気。他のパーティも深掘りが始まり、物語に深みが増してきた。肝心の飯要素が控え目になってきているのだけが残念。 2017-09-21 comic
book 大西康之, ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正 あまりに小説的過ぎるセリフの数々など、さすがに脚色が過ぎるのではないかと思わせるところが多いため、史料として用いる場合は他の文献も併せて確認する必要がありそう。そういった細かいところを気にせずに、ビジネスマンがテンションを上げるための自己啓発本として読むのならば文句なし。 2017-09-19 book
book 桝田省治(著), 帝国少年(イラスト), ゲームデザイン脳 桝田省治の発想とワザ 俺の屍を越えてゆけで有名な桝田省治によるゲーム論。著者の過去の仕事を振り返るスタイルのため、あまり体系だった理論が構築されているわけではないが、その断片的なメッセージにハッとさせられる部分が多い。 2017-09-15 book
book 坂口安吾, 不連続殺人事件 実はまだ読んでいなかった名作を読んでみるシリーズ。もちろんさすがの筆力なのだが、本作のようなパズラー寄りのミステリ向きかと問われると疑問が残る。序盤から大量の人物が一気に登場してくる構成もツラい。とはいえ、それらを脇において純粋な論理パズルとしてみると、緻密に構成された良作であることは間違いない。 2017-09-12 book
comic 「会社やめたいダンナ」の妻の会(著), ichida(漫画), ダンナが会社をやめたいと言いだしまして 表題通りの内容で、9例分をコミックエッセイ形式で。それなりに成功している事例しかないのが残念。また、その成功例も脱サラ後の期間がまだ短い例ばかり。さすがに失敗例は取材しにくいのだろうけれど。 2017-09-09 comic
comic 村上たかし(著), 鶴橋康夫(原作), 黒川博行(脚本), 後妻業の女 原作や映画はみていないが、マンガ単独で見ても村上テイストが十分に出た非凡な作品。小夜子というパワフルな主人公を中心に、悪人ながらどこか人間味のある面々揃い。関西弁による掛け合いの面白さも素晴らしい。 2017-09-06 comic
comic のむらしんぼ, コロコロ創刊伝説 (1) (2) のむらしんぼ先生の視点から振り返ったコロコロ史。マンガのセンスが当時のままなのが、直撃世代にはたまらない。作者本人の凋落などいたたまれない要素もあるが、それでもギャグにしてしまうところはマンガ家魂を感じる。 2017-09-02 comic
book ジェイコブ・ソール(著), 村井章子(訳), 帳簿の世界史 表題から帳簿の付け方の発展の歴史を想像して読み始めたが、予想に反して、いかに帳簿を用いた会計責任の実現に苦労してきたかの歴史書であった。複式帳簿が生まれた背景などを期待して読み始めると、肩透かしを食らうかもしれない。読み物としてみると教科書的なため、よほど欧米史に興味がないと退屈かもしれない。 2017-08-30 book
book 竹内謙礼, 青木寿幸, 貯金兄弟 戦略課長に続いてもう一冊。今回のテーマは資産構築とファイナンシャルプラン。いつも通りの小説仕立てで手軽に読める。資産運用にほとんど触れていない点は片手落ちに感じるが、その他はトンデモ度も低くマネー戦略の入門書としておすすめできる。 2017-08-24 book
book 友里征耶, グルメの嘘 グルメライター業界の暴露本と言えば良いだろうか。業界への恨みつらみがつのっているためかやや独善的に感じるが、業界の裏事情を知れるという点は悪くない。 2017-08-22 book