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堀内正人, 麻雀麒麟児の一打 鉄鳴き

コンビニの500円本だが、堀内正人の著書だけあり、内容はかなりまとも。ただし、後に出版された神速の麻雀の方がデータも豊富でよくまとまっているので、今から読む人はそちらがおすすめ。 表題通り鳴きに絞った一冊。今までの麻雀戦略本では門前に比べて軽視されていた鳴きに切り込んだのは新鮮。例題も単純な鳴く鳴かないだけではなく、将来の鳴きを見据えた手り作りを考えており実践的な内容。
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グレゴリー・クラーク(著), 久保恵美子(訳), 10万年の世界経済史 (上) (下)

日本語版の表題は "10万年の世界経済史" となっているが、10万年というbig historyよりも、産業革命の背景やその影響が主題。原著の表題の "A Farewell to Alms" の方が著者のメッセージを正しく伝えているように感じる。ダジャレだが。 上巻はマルサスの罠による産業革命以前の停滞が中心。世界各国の人口、出生率、死亡率、生活水準、技術水準、実質賃金の豊富な推移データを元に、短期的な所得の増大が常に人口の増大によって打ち消されてきたことを示す。 下巻では、...
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谷口ジロー, 千年の翼、百年の夢

ルーブル美術館を舞台に夢と現の間を飛び回りながら、その歴史の重みを感じさせてくれる。 ルーブル美術館という尻込みしてしまうような題材を描き切る谷口ジローの筆致も見事。
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宝島社編集部(編), コワ~い不動産の話 2

コワ~い不動産の話の続編。 前作に引き続き良くも悪くも週刊誌的な内容なので、内容を自身で判断できる方はどうぞ。
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岡田淳雅, 頭が冴えるルービックキューブ

ルービックキューブ初心者向けの入門書としてはなかなか。図版がないのはやや寂しいか。
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榎本俊二, ムーたち (1)

いわゆる不条理マンガに分類されるのだろうけれど、単に不条理なだけではなくどこか世の中の見方を揺さぶられるような感覚がある。
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日向咲嗣, 家賃を2割下げる方法

家賃が下落傾向にある日本において、引っ越しと家賃減額請求を駆使して家賃を下げようというお話。 著者はあくまでもライターであり肝心な部分は又聞きの情報なので、過信は禁物。
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中村孝司, みかんの面白いむき方大百科

YouTubeで話題になり、その勢いで単行本化。 あくまでも一発ネタなので過剰に期待すると裏切られるかもしれないが、ネタ本と割り切るのならばアリ。
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河合単, マンガ・うんちくラーメン

マンガの形式ではあるものの、かなり文字が多め。 ラーメン発見伝のネタの使い回しが目立つが仕方のないところか。
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まずりん, 独身OLのすべて (2)

前巻と同様、描き下ろしは少なめ。でも買う。