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平康慶浩, うっかり一生年収300万円の会社に入ってしまった君へ

タイトルだけを見ると今時のワーキングプア本に見えるが、中身は意外にしっかりしたビジネス書。組織内でのアピール方法や出世に繋がる仕事の仕方などサラリーマンとしての処世術を非常に率直に書き連ねているので、若いサラリーマンにはぜひ一読して欲しい。
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片倉真二, まんぷく遊々記

まんぷく遊々記のブログ本。よくある日常と旅のエッセイマンガだが、ちょっととぼけた味わいが良い。
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パラダイス山元, パラダイス山元の飛行機の乗り方

よくあるマイレージ本かと思って読み始めたらさにあらず。ただ飛行機への偏愛が語られていた。いわゆる乗り鉄の飛行機版で、一般のマイラーならば修行と呼ぶような行為をむしろ楽しんでいるのが新しい。
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鈴木小波, ホクサイと飯

ちょっとオサレな料理マンガ。自炊寄りで、料理の難易度は低め。料理向きの絵かは疑問だが調理のライブ感は素晴らしい。
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鈴木大介, 家のない少年たち 親に望まれなかった少年の容赦なきサバイバル

家のない少女たちの続編。今度は少年を取り上げているが、家出少年というよりは彼らが手がける裏ビジネスの方に軸足をおいており、特に裏稼業で成功した一つのグループにスポットをあてている。前作同様、インタビューの裏をどこまでとっているかはよくわからないが、週刊誌的な刺激は十分な内容。
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くるねこ大和, くるねこ

くるねこ大和の単行本。ブログのままの溢れる猫愛。
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鈴木大介, 家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生

いわゆるプチ家出ではなく、様々な理由から路頭に迷うこととなった本気家出少女達のインタビュー集。壮絶な内容で興味深くもあるが、どこまでインタビュー内容の裏をとっているかはわからないので話半分で。
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八雲星次, 職業治験 治験で1000万円稼いだ男の病的な日々

高額バイトの話題でよく名前が上がるものの、その実態があまり知られていない治験。それを生業としている男の手記。とにかく楽をしたいという理由で治験生活を続けているという告白は素直過ぎてむしろ好感が持てる。一方で、厳密に科学的な手順が求められるはずの治験の末端は、かなり危ういところで成り立っているのもよく分かる。
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根本祐二, 「豊かな地域」はどこがちがうのか 地域間競争の時代

人口コーホート図と経済センサスを用いた地域分析手法の紹介。この二つの簡易な分析だけから様々な仮説が導かれるのを見るのは爽快。
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よしながふみ, 愛がなくても喰ってゆけます。

食をテーマにしたエッセイコミック。少々楽屋オチが過ぎるとは思うが、リアルなお店紹介マンガとしてもなかなか。