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大塚英志, 「彼女たち」の連合赤軍 サブカルチャーと戦後民主主義

連合赤軍の女性たち、特に永田洋子を戦後のサブカルチャーの文脈から読み解こうという試み。あくまでサブカルチャー側からの視点なので、どうしてもこじつけや記述の薄さを感じてしまう部分が多い。また、後半は連合赤軍よりも、オウム真理教、少女まんが、宮崎勤などの雑多な論考 (の既発表文書の収録) なので、連合赤軍よりもサブカルチャー一般に興味のある人向けか。
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松島悠佐, 戦争の教科書

"戦争の" 教科書というよりも、"日本の安全保障の" 教科書といった色が濃い。なぜ戦争が起きるのかというメカニズムに始まり、戦争が起きうる可能性を踏まえた上で日本がどのように備えるべきかまでが良くまとまっている。筆者独自の新規性はあまり見られないものの、戦争の本質や自衛隊のあり方を考えるための入門書としてはおすすめできる。
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織田フィールド練習会

久しぶりに代々木公園内の織田フィールドで練習。今日の練習のお供は、中学時代の野球部のチームメイトで最近マラソンにハマっているK安氏。好天の土曜日ということで、かなり混雑。中には見たことのある顔も。練習はジョグと気持ちだけのインターバルという軽いものだったが、やはりトラックを走るのは良い刺激になった。仕事をしながらではなかなかトラックに来る時間がとれないが、時々はこういった機会を作らないと。
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ヴァレリー・ラルボー(著), 岩崎力(訳), 罰せられざる悪徳・読書

教養人となるための読書論。読書との出会いから教養あるエリートとなるまでの典型的なコースが示されているのだが、その中で挙げられている訪れやすい困難や誘惑は実に身につまされる。稀覯本や初版本の収集といった愛書趣味、博識への傾倒、虚栄心を満足させるための批評などの様々な誘惑に捕らえられていないか、自身の読書スタイルを見直すきっかけには良い一冊。おすすめ。
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愛媛出張

お仕事で愛媛へ。せっかくなので、宿泊は道後温泉に。食事は海産物が美味しく大満足。道後地ビールもいい味醤油が九州の様に甘めなのは好き嫌いが分かれるかも市内を走る路面電車 (伊予鉄道) はやはり乗って楽しい
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大森望(編), 日下三蔵(編), 虚構機関 年刊日本SF傑作選

読書に占めるSF率が低下しており、もはやどこから読んだら良いのかもわからなくなっている私のような人間には嬉しい傑作選。北國浩二、林譲治、伊藤計劃あたりはかなり好み。
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石塚昭生, 石塚さん、書店営業にきました。

一部で人気だったメルマガ "ちょっくら書店営業" に加筆修正してまとめたもの (といいながら、実際はほとんど別物になってしまっているが) 。本編は書店に限らない営業一般の話がやや多目。それよりも本当に面白いのは、各章の間に挿入される "書店業界あれこれ" の方。こちらの方は書店業界への問題意識に溢れており、関係者以外の本屋好きにもぜひとも読んでもらいたい内容。
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フルハウス(エイト・シーズン) コレクターズ・ボックス

ついに観終わってしまった。あとはもう過去の作品を繰り返し観るしかないのかと思うとたまらなく寂しい。
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川崎ハーフマラソン

川崎ハーフマラソンに出場してきた。都心からのアクセスの良い公認大会にもかかわらず、出場者はそれほど多くなく1574名 (これでも昨年からはだいぶ増えたらしいが)会場の古市場河川敷グラウンドは南武線鹿島田駅もしくは横須賀線新川崎駅から徒歩で15分から20分ほど。基本的に一本道なので、下手にショートカットなどを企まなければ迷うことはない上位には早大競走部員などの姿も見えたので、腕試しをしたい向きにもひたすら多摩川沿いを走るだけで、お世辞にも走って楽しいコースではないRCチップ使用...
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上田愛彦 (編著), 杉山徹宗(編著), 防衛ってなに 君は知ってるかな? 自衛隊と日本の防衛

軍事、特に自衛隊に関するFAQ集で、真っ当な内容。本当に初歩的なところからの解説なので、軍事のことが全くわからない人が一冊目に読むのにも良いと思う。