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板垣巴留, パルノグラフィティ

板垣巴留の自伝的エッセイ。板垣恵介の娘であることを公にした後の連載なので当然ながら父も登場しているが、その亭主関白っぷりと家族からの愛されっぷりが見られたのが一番うれしい。
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服部昇大, 邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん (8)

前巻の池ちゃんのビッグウェーブが去り、今巻は平常運転。巻末には時事ネタのインボイス制度解説ギャグ漫画も収録。
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早池峰キゼン, テンバイヤー金木くん (1) (2) (3)

COMIC MeDuの連載を単行本化したもの。転売という賛否両論のテーマながら、金木くん、大友くんをはじめとする主要キャラクタがどれも憎めない仕上がり。
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服部昇大, 邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん (7)

表紙はまさかの池ちゃん。男性キャラでは部長以来の大抜擢となるが、一時ネットを騒然とさせただけあって妥当な人選だろう。描き下ろしも池ちゃんで、まさに池ちゃんのための巻と言える。
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施川ユウキ, 鬱ごはん (4)

相変わらず鬱々とした展開だが読み続けてしまう魅力がある。クーポンメールによるタダメシ、コロナ禍でのフードデリバリーのバイトなど、プロレタリア文学のような趣すらある。
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大石 浩二, トマトイプーのリコピン (5)

一時期は単行本の刊行が止まっており色々と危ぶまれたが、再び安定してきたようで嬉しい。 今回は三途川渉先生のインタビューや肛門のデーモンも完全収録。わかってらっしゃる。
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川尻 こだま, あたしゃ川尻こだまだよ (1)

川尻こだまのマンガがついに単行本化。投稿をまとめただけのKindle本もあるが、こちらは一応描き直しと描き下ろしもあり。装丁も無駄に豪華。 川尻こだまには第二の西原理恵子の呼び声もあるが、そこまで攻めた作風でもなく、その乱れた食生活を中心とした日常系が中心。
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服部昇大, 邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん (6)

今回は江波先生によるエヴァ回が中心。描き下ろしも江波先生による庵野話。もちろんこのマンガが新劇場版のベタ褒めだけで終わるはずもなく、旧劇時代からの率直な感想が語られるので、リアルタイムで追いかけてきた世代の人間ならきっと共感できる。
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九井諒子, ダンジョン飯 (11)

今回は料理ネタは少なめだが、ライオスの食へのこだわりが問題を解決していく構成はお見事。 だいぶ人間関係が複雑になってきたので新刊が出るたびに既刊を読み返さなければ苦しくなってきた。
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吉本浩二, 定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ (3)

さすがにステーション・バー村田のような大物はそうそう出てこないが、今巻も甘味の成瀬、ダイソー岩倉など粒ぞろい。彼らの決めゴマの恍惚の表情、特にその眼力は吉本先生にしか描けないものだと想う。