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山下和美, 不思議な少年

マーク・トウェインではなくマンガの方。貰いものを8巻までまとめ読み。 連作短編の様なスタイルはダレなくて良いが、どこかで見たことがあるような話が多いのも事実。
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左剛蔵, アンギャマン リアル遠足伊勢巡礼編

ブログを元にした行脚マンガ。 そもそもなぜ行脚に出るかの説明は一切なしで始まるなど、ブログを読んでいない人には着いていけない部分もあるが、内容はそれを補って余りあるほど。 はっきり言ってしまうとひたすら歩くだけの内容はある意味退屈ではあるのだが、旅というのは本来そういうものではないかと思えてくる。地味ではあるが、旅先の各地に感謝の気持ちが感じられるのも好印象。
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諫山創, 進撃の巨人 (1)

たまには話題の作品も。 秀逸な設定と所々にある印象的な描写を見ると、評判となる理由は良くわかる。画力はやや難があるが、これから上達しそうな雰囲気は感じる。間違いなく最後まで読ませる力は持っている。 インパクト優先で設定を作り色々と風呂敷を広げすぎている感があるため、最後が尻切れに終わらないかが心配ではある。
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湯浅ヒトシ, けずり武士 (1)

大江戸活劇のフリをしたグルメマンガ。 現代基準で見ると素朴な料理ばかりだが、どれもこれも実に食欲をそそるものばかり。 活劇の方はベタなストーリーではあるが水準以上。
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鬼頭莫宏, のりりん (1)

自転車布教マンガ。 感情移入できないタイプの主人公なのがやや難だが、自転車視点と自動車視点の双方を取り込んでいるのは面白い。
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谷口ジロー, ふらり。

伊能忠敬 (と思しき人物) を主役に据えた作品。 帯を見て、散歩ものの舞台を置き換えただけかと思いきや、これがなかなか。江戸の風俗をさりげなく取り入れているのに加え、人間以外の視点を持ち込むなど実験的な要素も面白い。
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あさりよしとお, まんがサイエンス 13

2000年代中盤以降の比較的最近の作品が中心。Xバンドレーザーによるゲリラ豪雨の観測、鳥インフルエンザなど、タイムリーな話題も豊富。 学研の科学が休刊してしまったが、この連載はりすうかに引き継がれているので、そちらからの収録もあり。
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大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (5) (6)

神々の黄昏 (ラグナロク) 大戦編もついに完結。もちろん期待に違わず、想像の一枚上を行く打ち手、無駄に格好良い大技の数々、漫画界の常識を打ち破る異常なコマ割りなど、まったくパワーが落ちていない。
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あさりよしとお, まんがサイエンス 12

今回は登場人物一新前の1990年代後半から2000年代中盤にかけての作品を収録。 この歳になっても未だに知らないことが多く、新鮮な驚きがある。大人の鑑賞にも耐えるクオリティ。
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KICHIJO, 角刈りすずめ(1)

近頃の近代麻雀のフリーダムっぷりを表す一冊。こういった作品を普通に通す編集が素晴らしい。麻雀が良くわからない人にも楽しめる。