comic

comic

鈴木みそ, X (てん) までとどけ アイゾー版

2000年代ごろのコンピュータの歴史を刻んだマンガ。当時の空気感を感じられる数少ないメディアだと思う。各ページに掲載年月が書かれているのも親切。 タイトル通りApple製品のネタが中心だが、Orkut、mixi、Movable Typeなどそれ以外の周辺情報も豊富。ゴミばかりが引っかかる検索エンジンなど、予言とも言えるネタも多い。
comic

藤子・F・不二雄, 未来の想い出

藤子・F・不二雄晩年の傑作。マンガ家の主人公、タイムスリップとやや使い古されたネタながら、それだけにマンガの上手さが際立って見える。若い時代への郷愁に人生への振り返りと、晩年の大人向け作品ならではの味も素晴らしい。
comic

沖田×華, 不浄を拭うひと (1) (2)

いわゆる特殊清掃の人の実録エッセイマンガ。怖いもの見たさでつい読んでしまう。
comic

鈴木みそ, 限界集落 (ギリギリ) 温泉 (2) (3) (4)

10年以上前に1巻だけ読んで放置していたのを通読。 さすがにネット周りの描写は古くなっていたりヲタクの行動力が過大に描かれていたりとアラはあるものの、それを吹き飛ばすだけの勢いがある。4巻できれいにまとまったものの、主人公・溝田の過去が謎のまま終わってしまったのが少々惜しい。
comic

戸川幸夫(作), 矢口高雄 (画), 野性伝説 羆風 飴色角と三本指

あの三毛別羆事件のマンガ。戸川幸夫の原作をベースに、木村盛武による調査成果を盛り込んでいる。羆視点のパートなどマンガとしての脚色が過ぎる部分もあるものの、史実とエンターテイメントを高いレベルで両立させている。野生動物と人間の双方に高い敬意が感じられるのも良い。
comic

さーたり, 中山哲夫, 感染症とワクチンについて専門家の父に聞いてみた

医者兼マンガ家の手によるコミックエッセイでウイルスの基本が学べる。もちろん、新型コロナウイルスも取り上げられている。専門家自身が執筆しているだけあって内容は正確なのだが、抗生剤や抗原などいくつかの専門用語が説明なく登場するのは残念。索引も欲しいところ。 予防医学が報われないという話は身につまされる。IT系の運用も同じだが、似たような話は随所にあるだろう。
comic

堀江貴文(原作), 西アズナブル (漫画), 刑務所いたけど何か質問ある? マンガ『刑務所なう。& わず。』完全版

とのマンガ部分を切り出して再編集したもの。収監までの過程はなく、刑務所内での日常生活が中心。どこまでが事実でどこからが脚色かわからないが、また刑務所という環境に染まっていたこともあるのかもしれないが、本書を見る限りは堀江貴文は意外にマジメな人なのだと感じる。
comic

矢部太郎, 大家さんと僕

少し前のベストセラー。日常エッセイマンガではあるが大家さんの存在があまりに非日常的であり、居候モノのようにも感じる。
comic

大石浩二, トマトイプーのリコピン (4)

前巻から2年ぶりの新刊。 残念ながらジャンプ版の収録はないが、ジャンプ+版の攻めたネタや実験的な作品が漏れなく収録されているのは嬉しい。巻末には矢倉の囲いも収録。
comic

伊瀬勝良(原作), 横田卓馬(漫画), すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (7)

八雲も本格的に参戦しラブコメ寄りになっていたところにまさかの新キャラ投入。 M:tGの方はついに第6版 (Classic) に突入。埋葬/Buryが廃語となり、表題の元ネタの「すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない」のテキストが登場。 今回のプロモカードは待ってましたの対抗呪文/Counterspell。イラストはもちろん第6版のもの (ただし新枠)。