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あさりよしとお, まんがサイエンス 12

今回は登場人物一新前の1990年代後半から2000年代中盤にかけての作品を収録。この歳になっても未だに知らないことが多く、新鮮な驚きがある。大人の鑑賞にも耐えるクオリティ。
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KICHIJO, 角刈りすずめ(1)

近頃の近代麻雀のフリーダムっぷりを表す一冊。こういった作品を普通に通す編集が素晴らしい。麻雀が良くわからない人にも楽しめる。
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平井寿信, 3.11東日本大震災 君と見た風景

言戯の管理人が震災後に一気に書き下ろしたコミックエッセイ。比較的被害の軽かった山間部や仙台市内が舞台なので、本格的に被災した人々の生活ではなくその周辺の様子が中心。それでも、被災地から離れた場所に住んでいる人間は体験しなかったことも多い。
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井上純一, 中国嫁日記 一

人気ブログの単行本化。前半はブログからの再録、後半は書き下ろし。普通のエッセイのろけマンガで特にドラマチックな何かがあるわけではないが、電車の中での読み物としては上々。
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久住昌之(原作), 水沢悦子(漫画), 花のズボラ飯

久住昌之の新作。掲載誌のEleganceイブを店頭で見たことがないので単行本で一気読み。絵柄は今までコンビを組んできた漫画家とは毛色が違い好き嫌いが分かれそうではあるが、中身はいつもの久住昌之。主人公の台詞を見ていると、まるで自炊の出来る女井之頭五郎。
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泉昌之, 食の軍師

最近の久住昌之は谷口ジローや水沢悦子にも原作を提供して仕事の幅を広げているが、やはり泉晴紀とのコンビは別格。特に本作は初期作品の "夜行" を思わせるようなディテールに凝った作品で、自然と笑いがこみ上げてくる。
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とりみき, 唐沢なをき, とりから往復書簡 (2) (3)

二人のちょっと歪んだ師弟関係のおもしろさは相変わらず。どうしてもだいぶ昔のエピソードが中心になってしまいがちな二人だが、それもご愛敬。この3巻で完結。残念。
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ヤマザキマリ, テルマエ・ロマエ II

ストーリーの定型が固まりすぎ、2巻目にして既にややマンネリ気味ではあるが、それでもやはり面白い。娯楽作品としてよりも、文化に対する知的好奇心を満たしてくれる楽しさ。
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石田敦子, アニメがお仕事! 1巻

単純にマンガとして面白いかというと少々疑問ではあるが、アニメータ業界の内情暴露マンガとして読めば面白い。どう見ても実話ベースとしか思えないエピソードが妙にリアル。
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ナゴミ, おいしそうな女になってやる!

ナゴミ・レコードのナゴミさんの単行本。食事改善によるダイエット本なのだけど、必要な分だけをバランス良く食べましょうという王道的内容で、トンデモ分はほとんど無し。元々栄養学に詳しい人や食に関心の高い人が新たな情報を得られる様な本では無いが、今まで無頓着だった人は読んでも損はない。