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湯浅ヒトシ, けずり武士 (1)

大江戸活劇のフリをしたグルメマンガ。 現代基準で見ると素朴な料理ばかりだが、どれもこれも実に食欲をそそるものばかり。 活劇の方はベタなストーリーではあるが水準以上。
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鬼頭莫宏, のりりん (1)

自転車布教マンガ。 感情移入できないタイプの主人公なのがやや難だが、自転車視点と自動車視点の双方を取り込んでいるのは面白い。
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谷口ジロー, ふらり。

伊能忠敬 (と思しき人物) を主役に据えた作品。 帯を見て、散歩ものの舞台を置き換えただけかと思いきや、これがなかなか。江戸の風俗をさりげなく取り入れているのに加え、人間以外の視点を持ち込むなど実験的な要素も面白い。
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あさりよしとお, まんがサイエンス 13

2000年代中盤以降の比較的最近の作品が中心。Xバンドレーザーによるゲリラ豪雨の観測、鳥インフルエンザなど、タイムリーな話題も豊富。 学研の科学が休刊してしまったが、この連載はりすうかに引き継がれているので、そちらからの収録もあり。
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大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (5) (6)

神々の黄昏 (ラグナロク) 大戦編もついに完結。もちろん期待に違わず、想像の一枚上を行く打ち手、無駄に格好良い大技の数々、漫画界の常識を打ち破る異常なコマ割りなど、まったくパワーが落ちていない。
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あさりよしとお, まんがサイエンス 12

今回は登場人物一新前の1990年代後半から2000年代中盤にかけての作品を収録。 この歳になっても未だに知らないことが多く、新鮮な驚きがある。大人の鑑賞にも耐えるクオリティ。
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KICHIJO, 角刈りすずめ(1)

近頃の近代麻雀のフリーダムっぷりを表す一冊。こういった作品を普通に通す編集が素晴らしい。麻雀が良くわからない人にも楽しめる。
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平井寿信, 3.11東日本大震災 君と見た風景

言戯の管理人が震災後に一気に書き下ろしたコミックエッセイ。 比較的被害の軽かった山間部や仙台市内が舞台なので、本格的に被災した人々の生活ではなくその周辺の様子が中心。それでも、被災地から離れた場所に住んでいる人間は体験しなかったことも多い。
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井上純一, 中国嫁日記 一

人気ブログの単行本化。前半はブログからの再録、後半は書き下ろし。 普通のエッセイのろけマンガで特にドラマチックな何かがあるわけではないが、電車の中での読み物としては上々。
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久住昌之(原作), 水沢悦子(漫画), 花のズボラ飯

久住昌之の新作。掲載誌のEleganceイブを店頭で見たことがないので単行本で一気読み。 絵柄は今までコンビを組んできた漫画家とは毛色が違い好き嫌いが分かれそうではあるが、中身はいつもの久住昌之。主人公の台詞を見ていると、まるで自炊の出来る女井之頭五郎。