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藤本建二, 核と女を愛した将軍様 金正日の料理人「最後の極秘メモ」

金正日の料理人の続編にあたる本。表題は釣りで、核の話も女の話も申し訳程度。前作と重複する部分もやや多い。
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おさけ日和

居酒屋から家飲みまで、お酒に関する小ネタを集めた企画本。軽く雑誌気分でどうぞ。
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水木しげる, コミック昭和史 (第6巻) 終戦から朝鮮戦争

ようやく終戦したものの、今度は戦後の混乱期。水木も生計を立てるべく、様々な仕事に手を染めていく。運命に流されながらも、絵を描くことだけは忘れなかった結果としてか、最後に紙芝居作家に流れ着くあたりに水木のたくましさを感じる。
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あさりよしとお, 宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた 実録なつのロケット団

なつのロケット団が液体燃料ロケットを飛ばすまでの軌跡を綴ったもの。なつのロケット団は一介の民間人が何もないところからロケットを作って宇宙に行こうというある意味無茶なプロジェクトなのだが、本書を読めばその本気が伝わってくる。メンバーは少数のエンジニアを除くと素人ばかり。本書の著者のあさりよしとおは漫画家であるし、他にも作家やイラストレーターなど、宇宙への想いはあれど技術者ではない者が大半。メンバーには堀江貴文も名を連ねており、大きな役割を占めている。今までの宇宙に関する発言が思...
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谷口ジロー(画), 遠崎史郎(作), K (ケイ)

アストロ球団の遠崎史郎の原作ということもあり、神々の山嶺よりもややマンガチック (発表はこちらの方が先) 。それでも谷口ジローの画の迫力を十分に楽しめる作品に仕上がっている。
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三宅博, 虎のスコアラーが教える「プロ」の野球観戦術

著者は元阪神タイガースチーフスコアラー。主観的な記述が大半を占めており、データの裏付けは乏しい。スコアラーがどの様な方法でデータを収集しているかは書かれているが、統計的な分析手法やその結果には触れられない。セイバーメトリクス (本書内では "マネーボール野球" と呼んでいる) には批判的だが、バントなどせず塁を埋めて動く野球だ日本では浸透しない。なぜならば、地味なチームが強い理由の裏付けとして豊富な投手力があるからであると言った記述を見ると、本当に理解しているかは心許ない。
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峰なゆか, アラサーちゃん 無修正1

下品を突き抜けている感じがいい。あまり万人にお勧めできる作品ではないが、色々と許容度の高い人には一度手にとって欲しい。
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小林克己, 死ぬまでに絶対行きたい世界の旅

旅行ガイド本だが、世界遺産などのミーハー的な観光地が主体。本数を重視しているせいか、各地の記述は非常に大まかなもののみ。また、旅の大きな楽しみである食事の記述が非常に少ない点も不満。観光地コレクター向けか。
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藤本健二, 金正日の料理人 間近で見た権力者の素顔

金正日の専属料理人を務めていた (と自称している) 著者による内情暴露本。真偽が怪しい箇所もあるが、多数の写真を持ち帰っている点や、本書が出版された2003年時点で当時は無名であった金正恩が後継者となることを予言している点など、事実に基づいていると思われる箇所も多い。著者がなぜここまで金正日に入れ込んでいくことになったのかなど、心情的に不明な部分が多いのがやや残念。
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水木しげる, コミック昭和史 (第5巻) 太平洋戦争後半

太平洋戦争も佳境を迎え、水木二等兵の最前線も凄惨な状況となってくる。マラリアの羅患、理不尽な命令、逼迫する食糧事情など、多少コミカルに脚色されたマンガをもってしても見るに耐えない部分が増えてくる。