book 細谷功, 地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」 サブタイトルに "フェルミ推定" とあるが、フェルミ推定そのものの解説というよりも、それを土台にして "結論から"、"全体から" 、"単純に" 考える思考法を解説したもの。いかにもコンサルタントが書きましたという本なので、そういった本が嫌いでなければ読んで損はない。とりあえずサクサク読めてためになる (気がする) 一冊。 2008-08-29 book
book ベースボーロジー 1 ベースボーロジーは野球文化學會の刊行している論文集。まずは1999年に発行された第1号を読んでみた。著者は比較的年輩の筋金入りの方が多く、"あの頃の「阪急ブレーブス」" や "外来語受容形態としての明治野球用語解説" 、 "「紀元ハ、二千六百年」下の日本職業野球聯盟" など、懐古系のコンテンツに力が入っている。このあたりはなかなか商業出版にのらないところなので嬉しいところ。また、セイバーメトリクス的コンテンツとして、"野球における統計的解析" もある。こちらは野球でよく言われ... 2008-08-22 book
comic 黒田硫黄, 茄子 (1) (2) 茄子 (だけ) を共通のテーマにした短編集。映画化もされた "茄子 アンダルシアの夏" しか知らなかったが、他にも読み直したくなる作品が多い。特に、高間や高橋が登場する作品群はどうということのないお話なのだが、それが良い。 2008-08-20 comic
comic 安倍夜郎, 深夜食堂 (1) (2) ビッグコミックオリジナルの連載が単行本になっていた。深夜にしか営業しない小さな食堂を舞台に、どうということのない食べ物を巡るストーリーが描かれる。何というか、人情モノ的なお話も多く、それが少々あざとく感じるところもあるが、それでもいいものはいい。 2008-08-16 comic
book 加藤ジェームズ, いつのまにか変わってる地理・歴史の教科書 あなたの知識はもう役にたたない 歴史や地理などの知識は一度義務教育を終えてしまうとなかなかアップデートする機会がなく、子供がいる家庭以外では最新の教科書に触れることすらないのが普通だろう。そんな知識を世代別にまとめてある本。新たな発見による変更もあれば、政治的な理由と思われる変更もあり、様々な要因で教科書が変化し続けている様子が見て取れる。 2008-08-15 book
comic 櫻井寛(監修), はやせ淳(作画), 駅弁ひとり旅 1 鉄道&駅弁マンガ。私のようなライトな鉄道ファンにも十分に楽しめる内容。ストーリーはあるようなないようなといったものだが、次々とこれでもかと出される駅弁の魅力がたまらない。 2008-08-11 comic
book ロバート・クーヴァー(著), 越川芳明(訳), ユニヴァーサル野球協会 学生時代に読んで衝撃を受けた色川武大の "ひとり博打" (に収録) 。その野球版とも言える本作の存在を知ったのは数年前だが、既に絶版となっていたこともあり、読む本リストに積まれたままの状態となっていた。しかしながら読み終えた今、それが大失敗だったことに気づく。もっと早く読むべきだった。サイコロとチャート (一覧表) を使って架空の野球リーグを運営するという魅力的な遊びは、子供の頃に誰でも一度は試みたことがあるだろう (もちろん、私もやったことがある) 。そういった遊びに惹かれ... 2008-08-09 book
book 松岡大悟(執筆), 横見浩彦(監修), 鉄道の達人 いわゆる小ネタを集めた鉄道雑学本。鉄道マニアには常識的なことも多そうだが、私のような素人が移動中に読む分には十分に楽しめる。 2008-08-02 book
book 本田有明, ミミ&リリ 哲学の冒険 小説仕立ての哲学ガイド。ガイドと言っても、特にまとめられた結論があるわけではなく、とりあえず哲学について考えるきっかけをつくるための本。巻末の哲学書案内がちょっと嬉しい。色々と投げっぱなしのストーリーなので、小説としてはちょっとアレ。 2008-07-28 book