book 加谷珪一, お金持ちの教科書 多くの富裕層と接してきたと語る著者の手による、お金持ちの実像。ブログに大幅な加筆修正をしたもの。著者の体験と主観に頼った参考文献のない本だが、それらしく響く部分はある。 2017-10-05 book
book 松崎有理, あがり (明示はされないものの) 著者の母校である東北大学を舞台にしたSF連作短編集。第1回創元SF短編賞を受賞した表題作をはじめ、どれも水準以上。代書屋ミクラなど、アカデミックの世界に触れたことがある人間にはリアルに感じられる存在も良い。カタカナ語を廃したちょっとクセのある文章も好み。 2017-10-04 book
comic 玉川重機, 草子ブックガイド (1) 読書をテーマにしたマンガでところどころ共感できるところはあるのだが、やはり万引きからのスタートでは感情移入しにくい。絵はモーニングというよりはアフタヌーン風に感じるが、好みが分かれるところか。 2017-10-02 comic
book 里崎智也, エリートの倒し方 天才じゃなくても世界一になれた僕の思考術50 里崎によるビジネス戦略本。現役時代から、営業系のビジネスマン的な思考で動いていたことがよく分かる。多分に精神論的ではあるが、自己啓発本としてみれば良い出来。ファンならもちろん買い。 2017-10-01 book
comic カメントツ, カメントツの漫画ならず道 (1) 昨日に続き、カメントツのマンガをもう一冊。今回はレジェンド級のマンガ家に噛み付くスタイル。ズケズケと踏み込みながらも、根底に先輩マンガ家へのリスペクトが感じられるのには好感が持てる。 2017-09-30 comic
comic カメントツ, カメントツのルポ漫画地獄 いわゆる企画型の体験ルポマンガ。少々好みが分かれそうな絵柄ではあるが、一昔前のアングラ系雑誌の雰囲気が出ており嫌いではない。著者の黒さがところどころに顔を出すのも良い。 2017-09-29 comic
book 喜多村拓, 古本迷宮 著者の本業である古本屋を舞台にした連作短編集。フィクションとノンフィクションの狭間をさまよう少し不思議な作品ばかりで、読後感が非常に良い。 2017-09-28 book
comic 九井諒子, ダンジョン飯 (5) やはりファリン救出後もまだまだ続きそうな雰囲気。他のパーティも深掘りが始まり、物語に深みが増してきた。肝心の飯要素が控え目になってきているのだけが残念。 2017-09-21 comic
book 大西康之, ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正 あまりに小説的過ぎるセリフの数々など、さすがに脚色が過ぎるのではないかと思わせるところが多いため、史料として用いる場合は他の文献も併せて確認する必要がありそう。そういった細かいところを気にせずに、ビジネスマンがテンションを上げるための自己啓発本として読むのならば文句なし。 2017-09-19 book