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リュウサキタツヤ, 脂肪が燃える! 食欲がなくなる!? 進化系ジョギングでダイエット! のんびり、らくらく、ロニジョギングでやせる!

表題にもなっているロニジョギングとは、Relax & Rhythm, Oxygen, Nutrition, Ideal imageの頭文字を取ったもの。全体を通じてスポーツ科学の基礎的な内容と自己啓発本からの引用を組み合わせただけで新味はあまりない。
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有吉弘行, お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ50の法則

お金絡みの話を中心に、生き残るための知恵をまとめた本。芸能人本なので語られる貧乏生活などは色々と割り引いて読む必要があると思うが、その中で効率的に生き残るための冷めた考え方はなかなか興味深い。
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リベラル社, おいしく食べて体に効く! クスリごはん

医食同源的なレシピ本。コミック部分はやや控え目で、食材の解説文やレシピが中心。ここまで劇的な効果があるかは疑問だが、低リスクな気休めとしては上々。
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斎藤充功, 脱獄王 白鳥由栄の証言

五寸釘寅吉と並ぶ脱獄王として知られる白鳥由栄を追ったドキュメンタリー。その白鳥の4度に渡る脱獄を、当時のマスコミ記事と本人の証言から丹念に追いかけている。1979年の白鳥の他界寸前によくぞここまでのインタビューを実現してくれたものと思う (底本の出版は1985年)。白鳥の脱獄にかける執念やその鮮やかな手口に加え、人間としての白鳥を描くことに力を注いでいるのが印象的。直に接した刑務官らとの交流までも緻密な取材が行われ、恩義を感じた人間への義理堅さなど白鳥の性格が垣間見える。
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我孫子武丸, 弥勒の掌

ミステリとしての質は文句なく、構成もトリックも見事の一言に尽きる。ミステリの中ではやや薄めの本だが、この程度が適量に感じる。この種の作品では仕方ないが、登場人物に今ひとつ感情移入できないのがやや読んでいて辛い。
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岩田健太郎, 予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える

予防接種が効くか否かよりも、ワクチンをどう運用していくかという運用制度が話題の中心。実際に予防接種が効くのかはさらりと流される。内容は悪くないが、文章にかなりクセがあり所々攻撃的なので、耐性のない方は注意。
game

Magic 2014 – Deck Pack 2

Deck Pack 1に続く、Magic 2014 - Duels of the Planeswalkersの追加デッキ集。Magic 2014 - Deck Pack 2。新デッキは2種類。メタ上位から順に以下の通り。Enchanter's Arsenal (白緑エンチャントレス) は隙のない強さ。Guardians of Lightの立場がない。Verduran Enchantress, Argothian Enchantress, Enchantress's Prese...
comic

あさりよしとお, まんがサイエンス 14

巻末広告を見ると、なんと連載26年。思えば遠くへ来たもんだ。今回は、学研の科学の未収録分に加え、大人の科学マガジンからの収録も多い。そのせいか原子ネタなどはやや難易度が高めで、読み応え十分。
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沖有人, マンションは10年で買い替えなさい 人口減少時代の新・住宅すごろく

はじめにに "(賃貸よりも) 持家のほうが圧倒的に有利である" と勇ましいことが書いてあるが、その根拠は心許ない。中盤に数ページ程度の大雑把な説明と詳細不明なグラフがあるのみで、そこから無理に読み取ると、賃貸の場合でも頭金を一切運用しない持家の場合はレバレッジをかけるキャッシュフローが悪化するリスクは考慮しない資産の流動性も考慮しない購入したマンションに大きなトラブルは起きない賃料が長期に渡って低下しない将来も住宅購入を優遇する税制が変化しないという前提で比較すれば退職する頃...
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有元葉子, だしとスープがあれば

だしを主役に据えた料理本。著者のおすすめのだしとそれを利用したレシピが並べられているだけで、体系立ててまとめられた本ではないが、あまりだしをとったことがない人には参考になるかもしれない。