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谷岡一郎, エッシャーとペンローズ・タイル

近頃は社会学系の本を出さずに趣味のSFやパズル、ポーカーあたりに浮気していると思ったら、今度はペンローズ・タイルときた。数学者ではないので厳密さには少し欠けるが、十分に知的好奇心を刺激してくれる内容。図版も豊富で、眺めているだけでも十分に楽しい。おすすめ。
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玉木正之, 続「スポーツ解体新書」

良く言えば玉木正之の集大成的な本。氏の著作や連載を読んでいる人にとっては新しい情報は少ないが、日本のスポーツの問題点をえぐり出す力はやはり見事。
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塞神雹夜, 中二病取扱説明書

ネットで拾ってきたネタを集めたような本だが、自分が中二病であることを再確認できた。
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べつやくれい, 東京おさぼりスポット探検隊

いつも通りのゆるゆるなエッセイコミック。実用的かというと疑問だが、マンガとしては悪くない。
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馬場裕一, 実戦! ブレイン麻雀 言い訳無用のリアルタイム麻雀解説

対局中にリアルタイムに解説をしていくというスタイルなので仕方ない部分もあるが、一局の事象を過度に一般化しているのが気になる。また、馬場プロの解説も基本的に打ち手の発言を鵜呑みにするもので、せいぜいその局において正しかったのかの解説のみ。本当にその発言が正しかったのかをきちんと統計的に検証するくらいの気概が欲しかった。無理だろうけど。オカルトが多い (血液型で性格を読むと言い放つプロがいる!) のは読んでいて萎える。
comic

葛西りいち, あしめし すりー アシを辞めてもメシが食えんのか

もはやアシではないので、普通の漫画家の日記エッセイになりつつある。
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斎藤潤, 東京の島

こちらはうってかわって実際に現地を訪れての紀行文。東京都の離島を巡るという目の付け所はなかなか。文章が少し気取りすぎなのは好みが分かれそうではある。
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歴史ミステリー研究会, 封印された日本の離島

現地取材なしで掻き集めた情報で安易に作られた企画本だが、気軽に眺めるには悪くない。
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ASUSTek EAH5450 SILENT/DI/512MD2(LP)

酷暑のせいか、朝方PCが立ち上がらなくなった。電源を投入しても、ピーピピッ、というビープ音がするだけで、画面が全く映らない。とはいえ、電源ファンやHDDは回っている様だし、DVDドライブはきちんとイジェクトできるし、ということでビデオカード (GIGABYTE GV-NX86T256D) が怪しいと当たりをつける。まずはオンボードのVGAに繋いで切り分けをと思ったが、手元のモニタ (Dell 3007WFP-HC) はDVIしか食えないし変換コネクタも手元にない。他に切り分け...
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東浩紀, 北田暁大, 東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム

東京の光景から現代思想を覗いてみようという対談本。お二人の本を読むのは初めてで思想背景がよく分かっていないせいかもしれないが、その場の思いつきで主観を話しているようにしか感じられない。東京の各所に対する印象も私とは大きく異なる。