review

product

Anker PowerExpand 11-in-1

都合でMacbook Proを使うこととなったため購入。発売直後の個数限定セールで5,992円。 この手のハブとしてはかなり大きめで、常時装着して使うのには向かなそう。古いモニタを活用するためのポートリプリケータとして使うか、お守り代わりに鞄の奥底に忍ばせておくかになるだろう。私は後者の使い方だが、11-in-1ともなるとさすがに必要な機能を一通り備えており、Let's NOTE並のインタフェースとなる。さすがにアナログRGBと光学ドライブは付かないが。持ち運び用の袋がオマケ...
movie

CUBE

娯楽映画として間違いなく面白いのだが、さすがに謎をすべて投げっぱなしはいかがなものかと思う。監督の狙いはそのあたりの謎解きよりも極限状況下での人間を描くことだというのは解るのだけれど。
book

合田真, 20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る

日本植物燃料株式会社を創設した合田真の自伝。 細かいビジネスの話の前に、"新しいお金のものがたり" と称する新たな経済構造の仕組みを提案しているのが興味深い。歴史上散見される金利の禁止が、現代のような資源制約期 (原油生産量がピークを迎えている) では合理的だと論じる。この思想が複利で稼ぐのではない収益分配型モバイルバンクのビジネス立ち上げにつながっている。
movie

カメラを止めるな!

今更観てみたが、当時社会現象となったのが頷ける。 何を言ってもネタバレになるので言えないが、公開時のキャッチコピーの「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」がこの映画の本質をよく表している (ことが視聴後にわかる)。
book

神永正博, 食える数学

博士号取得後に民間の研究所へ務めた経歴から、現場での数学の役に立たなさをユーモアたっぷりに語るエッセイ集。もちろん本当に数学が役に立たないというわけではなく、証明をメインとする "数学科数学" が工学ではそこまで必要とされていないという話なのだけれど。
game

Florenc‪e‬

iOS版のFlorenc‪e‬をプレイ。 ゲームと言うよりはアートと言ったほうが近いかもしれない。パズルを心理表現の道具としているのは新鮮。一本道シナリオでボリュームも控えめだが、読後感が良く十分に満足できる。
book

田中久美子(監修), #名画で学ぶ主婦業 主婦は再びつぶやく

Twitterで流行した主婦業あるあるをまとめたネタ本。元がネットの投稿ネタのため、どこから読んでも気軽に楽しめる。 の続編だが、気付かずにこちらから読んでしまった。
comic

ぬら次郎, 猫パン日記 幸せを運ぶねこと厄よびパンダ (3)

前巻までの過剰な勢いは少し落ち着き、猫と暮らす日常漫画として安定してきた。
book

橘玲, 朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論

朝日新聞のリベラリズム (戦後民主主義) が嫌われ、日本のリベラルが退潮しているように見えるのは、それらがグローバルスタンダードのリベラリズムと乖離しているためと説く。グローバルスタンダードのリベラル (ネオリベ) に最も近いのは現在の自民党政権の経済政策だが、安全保障の分野では保守の立場を取っていることから右と左の関係が混乱し、リベラルの理解が妨げられているのだろう。
book

米本和広, 島田裕巳, 大川隆法の霊言 神理百問百答

米本和広にしては珍しい、ユーモアたっぷりの大川隆法本。氏の著作をしっかりと読み込んだ上で大村英昭や佐伯真光といった本職の学者に裏を取ってのツッコミはさすがとしか言いようがない。島田裕巳による大川隆法の出自からの心理分析は少々邪推が過ぎるとは思うが、さもありなんと思わせる部分がある。