game プロ野球 ファミスタDS 2009 今作は評判が良さそうなので購入。実はファミスタをまともに遊ぶのは'90以来。パワプロについていけないヌルゲーマーにはこのくらいが丁度いいありえない軌道の変化球や、ダブルプレー、トリプルプレー、ライトゴロの頻発はもはやファミスタの味だろうWi-Fi対戦は自分で育てたチーム同士のガチ対戦が主の様で、育てる気力のないプレイヤーがお手軽に既存チームで1~2戦だけ楽しむという雰囲気ではない 2009-04-30 game
book 井本沙織, ロシア人しか知らない本当のロシア 著者はこんな名前でも日本に帰化したロシア人。経済学者でもありロシア経済の話も扱っているのだが、本当に面白いのはソ連が終焉を迎えた80年代と社会主義体制崩壊後の現在のロシアの日常生活の比較の方。 2009-04-29 book
book ハロルド・ウィンター(著), 山形浩生(訳), 人でなしの経済理論 トレードオフの経済学 経済学の常識である、物事はなんでも費用と便益のトレードオフがあるんだよ、という内容を様々な事例を挙げて繰り返し説明した本。もちろん、その過程で "人でなし" な判断が入りうる事例が中心。数式はほとんどなしでそのエッセンスだけを抜き出しているので、経済学の初心者にも。 2009-04-26 book
book 山下一仁, 農協の大罪 「農政トライアングル」が招く日本の食料不安 農協・自民党・農水省の農政トライアングルが、彼らの組織を守るため、高米価を維持せざるをえない構造となっていることがよくわかる。巻末の食料安全保障に関する議論は少々悲観的すぎるとは思うが、主業農家が効率的な農業を行えるようにするための各種の提案はきわめて有力に見える。 2009-04-23 book
book 一橋文哉, ドナービジネス 臓器売買をテーマにしたドキュメンタリー。テーマがテーマなのせいもあり取材ソースがほとんど明かされず、また週刊誌のように煽る書き方をしているので、どこまで信じて良いものか判断できない。信憑性はともかくとにかく刺激的なものが読みたいという人向けか。 2009-04-21 book
comic 業田良家, 独裁君 表紙を見れば一目瞭然、あの方をモデルにしたギャグ四コマ。風刺もきいていてなかなか面白いのだけれど、中に数本、ギャグなしで独裁国家を描いた作品が挿入されているのが強烈。ギャグマンガのつもりで読んでいたら不意をつかれてエラい目にあった。 2009-04-20 comic
book 内藤誼人, すごい!ホメ方 職場で、家庭で、恋愛で…相手を思うままに操る悪魔の心理術 コミュニケーションにおいて、相手をホメるのが大事というのはよく言われるのだが、では具体的にどうすれば良いのかというのはあまり語られることがない。本書はそんなホメ方を取り上げた本で、何となくデキる気分にさせてくれる。 2009-04-19 book
book キース・デブリン(著), ゲーリー・ローデン(著), 山形浩生(訳), 守岡桜(訳), 数学で犯罪を解決する 米国のドラマ、NUMB3RSのネタを中心に、犯罪捜査に用いられている数学を解説する。今までも、科学捜査に関する本などは出ていたが、数学に着目した本は珍しい。単純な統計処理に止まらず、変化点検出、画像エンハンス、ベイズ推論、社会ネットワーク構造、ゲーム理論など、様々な数学世界を見せてくれるので全く飽きない。もちろん、NUMB3RSを観ていない人間にも十分に楽しめる様に工夫もされている。お勧め。 2009-04-17 book
book 田端到, 図解 プロ野球「新・勝利の方程式」 「送りバント」と「守備力」が優勝を決める 統計分析に関する部分はほとんどが既存のセイバーメトリクスの技法をそのまま適用しているだけで新味はあまりない。また、著者は統計学の知識がないため、前著同様に極端にサンプル数の少ない事例で断定的な解釈をしてしまっている箇所が多く、有意水準などは一切出てこない。落合監督の先発ローテーションなど、所々に面白い観点はあるのだが、思いつきレベルで終わっており、まともな検証までたどり着いていないのが残念。 2009-04-13 book
book トム・ヴァンダービルト(著), 酒井泰介(訳), となりの車線はなぜスイスイ進むのか? 交通の科学 ちょっとあざとい新書のようなタイトル (原題は "Traffic: Why We Drive the Way We Do (and What It Says About Us)") の交通工学の本。ドライバーの心理に根ざした内容が多く、同じ "トラヒック" でありながらも、自分の専門とする通信トラヒック工学とは全く異なるアプローチが必要となるのが興味深い。 2009-04-12 book