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吉田寿夫, 本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本

統計処理をまじめにやらなければいけない機会がまた増えてきたので、勉強しなおしのために読んでみた。 一通り統計をかじったことのある人が、思い出すために読むには適当な本。厳密な証明を省略している部分も多いが、統計を道具として使うだけならば必要十分な内容だろう。
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橋爪紳也, あったかもしれない日本 幻の都市建築史

日本の都市計画のうち、実現に至らなかった計画や思想が取り上げられている。 建築の小難しい話は専門外なのでよくわからないが、時折みられるロマン溢れる巨大プロジェクト、たとえば琵琶湖と日本海を連絡する大運河、大師河原のベースボールパークなどには素直にわくわくさせられる。
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野口悠紀雄(著, 監修), 「超」整理手帳2009(黒)

今年も変わらず「超」整理手帳を購入。 昨年度版は、一年間の使用で表面がだいぶ荒れてきてしまったのでカバーごと更新。 中身は完全に昨年度と同じように見える。枯れてきたという意味では良いことでもあるが、進化が止まってしまった様でもあり、少し寂しい。
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スタジオダンク (編・著), 職業、サッカー選手 サッカーでメシが食えるか? 特別編 現実を知り夢を叶えよう

S原氏に借りて読んでみた。 サッカーでメシが食えるか?の様々な職種のうち、サッカー選手のみをもう少し深掘りした本。 サッカーとの出会いに始まり、プロになるための道、入団後の生活、そして現役引退後のキャリアパスまで、Jリーガーを中心としたプロサッカー選手の現実がよく見える。また、前園、岩本、中村(憲) 、川島、浮氣らの有名Jリーガーのインタビューも多く、彼らの実例も参考になる。
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松永和紀, メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学

特に食に関する話題を中心としたメディアリテラシー本で、食卓の安全学の続編的な内容。類書に比べてあまり目新しい視点はないが、毒性学の基本 (用量依存性) 、添加物の安全性、オーガニック食品のリスク (天然農薬) 、伝統食の過剰な美化など、マスメディアの報道で誤解されがちな内容がよくまとまっている。 また、本書中で紹介されている食品安全情報blogも必読。
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素朴な疑問探求会, 明治・大正人の朝から晩まで

手軽に読める雑学本。 あまり当時の暗部には触れず、口当たりの良いエピソードだけに絞っているので、気楽に楽しめる。移動中の暇つぶしなどにどうぞ。
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玉村豊男, 男子厨房学(メンズ・クッキング)入門

いわゆる料理指南書なのだが、そこらのレシピ本などと違うのは料理というものを非常に高い視点から体系的に眺めているところ。たとえば刺身というものをとってみても、刺身とはナマの食材になんらかのソースをつけて食べる料理であり、サラダのバリエーションの一つに過ぎないと見なす。こういった大きな考え方をきちんと身につけると、手元の材料に応じて無限の料理が得られるだろう。 文章の軽さも実に良い。おすすめ。
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保阪正康, 大本営発表という権力

都合の良いことのみを公式に発表し、都合の悪いことは隠してしまう。今ではそんな意味で使われている "大本営発表" にスポットを当てる。 45ヶ月間に行われた全846回の大本営発表をつぶさに追いかけることで、当時の軍事指導層の思考が浮かび上がってくる。さらに当時の知識人たちの残した記録を併せて見ることで、その時代の空気までもが浮かび上がってくる。 言論統制を行うことの危うさや、また国民の側から見た知る権利の重要さを知る上でも貴重な一冊。
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小島健一, 社会科見学に行こう!

首都圏外郭放水路に始まり、高エネルギー加速器研究機構、核融合科学研究所など、男のロマンを感じさせる見学先の数々に心躍る。 一つ一つの施設の紹介は10ページにも満たず、また大きめの写真が多いので、あまり読み応えはない。そういった施設の紹介そのものよりも、社会科見学という行為自体への誘いという位置づけなのだろう。そして、その取り組みは成功している。 また、さりげなく開田夫妻が参加しているのもポイント。
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泉昌之, 豪快さんだっ! 完全版

文庫になっていたのを買い逃していたのであわてて購入。 80年代後半頃の豪快さんに加え、COMIC CUEで突然復活した "炎の焼き肉" なども収録された正に完全版。泉昌之ファンならば迷わず買い。