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山本弘, まだ見ぬ冬の悲しみも

山本弘がマイブームなので短編集も読んでみる。 アイディア勝負の、まさにSFらしい作品ばかり。言語ネタからタイムトラベルまで、幅広いアイディアで飽きさせない。
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麻雀の未来 第2号

創刊号から約一年ぶりに出た麻雀の未来 第2号。 前回から続くizumick氏の "麻雀マンガ30年史" をはじめとして、いのけん氏、スズキトモユ氏、四方田氏、田中太陽氏など、麻雀マンガ批評が充実している。またマンガに加えて、戦術書を扱ったハンバート氏の "最近麻雀戦術書事情" が面白い。
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ジェフリー・ムーア, 川又政治(訳), キャズム

積ん読になっていた少し前の本を読み終える。 マーケティングや販売手法などは今の仕事に直接関係しないが、テクノロジー・ライフサイクルの考え方は頷けることが多い。
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中野純, 闇を歩く

夜山を登るナイトハイクを中心に、都会周辺で気軽に闇を楽しむ方法が紹介される。どれも、その気になればすぐにでも試せそうなのが実に良い。まずは闇風呂あたりからやってみよう。
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福地誠, 雀画バカ一代 復刻版

2003年〜2005年にかけて近代麻雀で連載されていたコラムをまとめた同人誌。雑誌からのスキャンを元にしているのかページ端が歪んでいたりするのもご愛敬。 現時点で (多分) 世界唯一の麻雀マンガ評論集。福地氏の麻雀マンガの知識と収集量に圧倒され、自分の不明を恥じる次第。
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岡崎二郎, アフター0 著者再編集版 (1)

実は岡崎二郎を読むのは初めて。 SF短編集なのだが、一本の短いページ数の中に惜しげもなくアイディアが投入されている、非常に密度の高い本。2巻も買おう。
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ゆうむはじめ, トリックの教科書 イカサマ超常現象を暴く!!

超能力番組を10倍楽しむ本が当たりだったので、関連本も読んでみる。 ビデオからのキャプチャのせいか写真の品質が低いのが残念だが、それ以外は文句なくオススメできる内容。特に、なかなか公開しにくい奇術のタネにまで (少しだけとはいえ) 踏み込んだ内容は見事。
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熱血!! コロコロ伝説 vol.6 1987-1988

懐かしさに購入。vol.1 (1977-1978) はさすがに物心付く前で記憶にないのでvol.6から。今でも中野の某店で当時のコロコロが買える気もするが、こうして手軽に手にはいるのは嬉しい。 収録作品は当時の人気新作品を大体押さえている感じ。河合一慶先生の「ファミコンランナー 高橋名人物語」や徳田ザウルス先生の「ダッシュ!四駆郎」も収録して欲しかったが、この辺の長期連載はvol.5やvol.7に収録されそう少し小林よしのり率が高すぎる気もするが、当時の「おぼっちゃまくん」は...
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平野史, サッカー監督はつらいよ

EL GOLAZOで連載していた「J監督はつらいよ」と「代表監督もつらいよ」をまとめたもの。1章4ページほどの構成でサクサク読める。 意外と知られていないJリーグ監督の姿をみて感じるのは、やはり監督といえども組織や予算といった普通のサラリーマンと同じ縛りが沢山あるということ。
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岡田英弘, 世界史の誕生

従来の地中海文明と中国文明を中心とした世界史に疑問を投げかけ、モンゴル帝国を中心とした歴史を説く。 残念ながら自分は歴史にあまり明るくないので、どこまでが真実でどこからがトンデモかは理解できないが、純粋に読み物としても面白い。特に、地中海文明の歴史文化と中国文明の歴史文化の違いなど、細かな歴史知識を必要としない部分は一般人にも楽しめる。