book 橋本和明, 違法コピー職人たち 誰も語れなかったパソコンの黒歴史 マイコン時代に始まりWinnyに至るまでの違法コピーの歴史をまとめた本。なかなか活字としてまとめられる機会の少ない種類の情報なのでありがたい。さらに通り一遍の平坦な記述ではなく、その時代の空気を多分に含んだ内容となっているのも嬉しい。そのせいか、ところどころ日本語がアレだったりするのはご愛敬。 2007-07-24 book
book 鶴田知佳子, 河原清志, ここまで使える超基本単語50 同時通訳の最前線から学ぶ 毎晩寝る前に少しづつ読んでいたのがようやく終わった。誰でも知っている50個の基本単語 (たとえばgoodやらnewやらtakeやら) を使った意外な表現をまとめた本。読んで楽しい本かというとアレだが、1単語あたり数ページなのでがんばれる。 2007-07-14 book
book 西村博之, 2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? ジャケ買い、というか帯買い。表題の2ちゃんねるが潰れない理由は少し弱いかも。面白いのはむしろ2ちゃんねるとは関係ない脇道や対談のほう。 2007-07-13 book
book 安間伸, ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金篇 マネー本の中でも特に税に重きを置いた本。税引き後リターンを最大化するための考え方がよくわかる。いわゆる新証券税制の施行前の本なので、その部分はフォローする必要があるが、本質的なところは今も (おそらく今後も) 変わらない。いかに損益通算を効率的に行うかが肝。投資をする人には間違いなくお勧めできる一冊。 2007-07-10 book
book 田中淳夫, 割り箸はもったいない? 食卓からみた森林問題 森林を破壊しているということで叩かれている割り箸。その割り箸が本当に環境破壊の元凶なのかを追ううちに、舞台は吉野から中国・ロシア、果ては欧州まで広がりを見せる。最後は日本の林業の未来への提言まで含んだ力作。 2007-07-08 book
book 『近代麻雀』編集部(監修), 麻雀王〈2〉最強の押し引き法則 ハンバート氏がお勧めしていたので読んでみる。近代麻雀編集部の名義だが、実質的な著者は福地誠氏。押し引きだけにフォーカスした内容は、まわし打ちの重要性が大きく低下している現代向きの内容。判断基準も今風で、ハンバートの指摘通り超・入門 科学する麻雀の影響が強くうかがえる。価格も良心的で、初心者にお勧めできる一冊。 2007-07-04 book
book 宮川公男, 統計学でリスクと向き合う あなたの数字の読み方は確かか 統計学をネタにした小話集。体系的に統計学を学ぶ本ではないが、読み物としてはおもしろい。特に、株式投資に関する統計の話や、ダウ平均株価の話などはそのあたりのいい加減なマネー本より参考になる。 2007-06-30 book
book 山本弘, まだ見ぬ冬の悲しみも 山本弘がマイブームなので短編集も読んでみる。アイディア勝負の、まさにSFらしい作品ばかり。言語ネタからタイムトラベルまで、幅広いアイディアで飽きさせない。 2007-06-29 book
book 麻雀の未来 第2号 創刊号から約一年ぶりに出た麻雀の未来 第2号。前回から続くizumick氏の "麻雀マンガ30年史" をはじめとして、いのけん氏、スズキトモユ氏、四方田氏、田中太陽氏など、麻雀マンガ批評が充実している。またマンガに加えて、戦術書を扱ったハンバート氏の "最近麻雀戦術書事情" が面白い。 2007-06-23 book
book ジェフリー・ムーア, 川又政治(訳), キャズム 積ん読になっていた少し前の本を読み終える。マーケティングや販売手法などは今の仕事に直接関係しないが、テクノロジー・ライフサイクルの考え方は頷けることが多い。 2007-06-13 book