book 玉村豊男, 世界の野菜を旅する 野菜の歴史書でもあり、エッセイでもあり、旅行記でもある不思議な本。著者の教養がそこかしこから滲み出ており、とにかく知的興味をかき立てられる。 2010-08-23 book
book 野中柊, きらめくジャンクフード キャッチーなタイトルの本をもらったので読んでみたが、中身がスカスカだった。食の専門家ではない様なので、身の回りの体験談ばかりになるのは仕方ないとは思うが、それでいてエッセイとしてちっとも面白くないのはどういうことか。 2010-08-14 book
book 五代目 柳家つばめ, 落語の世界 落語界の内情を綴った本なのだけれど、それをもってちょっと寄席でも観に行こうかという気にさせてくれるのはお見事。これも柳家つばめ師匠の落語への愛のなせる業か。 2010-08-08 book
comic 葛西りいち, あしめし つう アシ仲間でメシが食えんのか あしめしの続編。以前よりもさらに内輪ウケに近づいているが、色々と私生活的に動きが出てきて今後が少し気になってしまう。 2010-06-18 comic
book 小泉武夫, 奇食珍食 元となった単行本は1987年の刊行なので、小泉先生の著作の中ではかなり初期の作品。専門とする発酵食品だけではなく、著者が実際に食べ歩いた世界中のゲテモノ・いかものの類を扱っている。読み物としては申し分なし。 2010-05-26 book
book 内田百けん, 第二阿房列車 第一阿房列車の続編。今回もヒマラヤ山系をお供に列車の旅へ。旅につけて語られる、相変わらずのトボケた屁理屈の数々が、人生の深さを感じさせてくれるのが不思議でならない。 2010-04-01 book