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ぬら次郎, 猫パン日記 幸せを運ぶねこと厄よびパンダ (1) (2)

ぬら次郎の初単行本をまとめて2冊。Webマンガを単行本化したフルカラー本。よくある日常系日記ギャグマンガだが、溢れる猫愛と過剰な勢いが良い。
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小飼弾, 小飼弾のコードなエッセイ 我々は本当に世界を理解してコードしているのだろうか?

Software Design誌の連載に加筆修正したもの。エッセイ風の読み味ながら、本物のプログラマならではの含蓄がそこかしこに溢れている。プログラマはさせてはならないことをできなくしてなんぼAPIを設計するにあたって一番大事なのは、「API以外のアクセス手段を設けてはならない」ということAlan Kayの台詞 "People who are really serious about software should make their own hardware"現代における...
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川上和人, 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

鳥類学者 無謀にも恐竜を語るに続いてもう一冊。こちらはもう少しエッセイ寄りだが、相変わらず軽快な文章で読ませてくれる。なかなか知ることができない絶海の無人島の調査の実態は実に興味深い。自身の英語力のなさをネタにする正直さも好感が持てる。
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ジョシュア・ガンズ(著), 松田和也(訳), 子育ての経済学

経済学者の視点から見た子育て本。子育ては子供との交渉ごとであり、子供は手強い取引相手とみなすとすべてがしっくりと来る。報酬に関して明確かつ客観的なルールを決めるのはどの親でも一度は試みることだろうが、子供たちはそんなルールに対して容易にルールのすきを突いてくる。トイレの成功にチョコレートの報酬を設定すれば、子供は一度のトイレで全部出しきらずに何度もチョコレートをせしめる戦略を覚えるのだ。
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蛭子能収, 笑われる勇気

質問者に対して徹底して自分の軸で回答するのが小気味良い。適当に見えて根底にはきちんと自分なりの思想があり、給料を払ってくれるところを一番大事にするという姿勢は清々しい。競艇オチの連続にはさすがに辟易としたが。
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小川かりん, もっと! 夜行バスで出かけましょう

夜行バスレポートマンガ。ポップな絵柄で今どきの夜行バス事情を教えてくれる。欲を言えばもう少しボリュームが欲しいところ。
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江頭2:50, 江頭2:50のエィガ批評宣言

最近はエガちゃんねるが絶好調の江頭2:50による映画批評。江頭2:50のピーピーピーするぞ!のトークのよりぬきに、書き下ろしの生涯映画ランキングベスト25などを加えたもの。いつもの勢いだけの映画評かと思いきや、ところどころ芸人視点の鋭い意見が現れるのが侮れない。巻末の特別付録エガちゃんシールも嬉しい。
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宮下規久朗, オールカラー版 欲望の美術史

食欲や愛欲といった人間の根源的な欲望に加えて、金銭欲の視点から美術史を眺めているのが興味深い。美術作品も社会に流通する商品であり、むしろ金銭に執着する芸術家の方が才能に恵まれ多産であることがよく分かる。
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田房永子, キレる私をやめたい 夫をグーで殴る妻をやめるまで

ヒステリーでDVを振るっていた女性が、様々なセラピーやクリニックを経て、ゲシュタルトセラピーに辿り着くまでの物語。標準治療が (少なくとも患者視点では) 患者のニーズに応えられていない以上、こういった代替医療が受け皿となってしまっているのはやむを得ないと感じる。
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タカ大丸, 貧困脱出マニュアル

問題のある家庭から翻訳者・通訳者としての地位を確立した著者が語る貧困脱出の方法。おすすめの職業として競輪・競艇や相撲を挙げているのは突飛に感じるが、参入障壁が低く収入が高いスポーツというとこのあたりになるのだろう。二世が比較的多い点もそれを裏付けている。