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西牟田靖, 本で床は抜けるのか

最初は "本で床は抜けるのか" という素朴な疑問から出発したドキュメンタリが、いつの間にか蔵書を巡る長い旅へ。特に結論や増え続ける蔵書への決定打が出るわけではないが、蔵書の扱いに困っている人間ならば共感を持って読めるのは間違いない。終盤は本論から外れた著者の家庭の事情が強く出る構成で、好みが分かれるところかもしれない。
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久松達央, キレイゴトぬきの農業論

著者は久松農園の設立者。農業論という表題が付いているが、経営論半分、随筆半分といったところ。小規模農家の関係者には非常に参考になる部分が多い様に思う。
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小国綾子, アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた

メジャーリーグの仕組みの情報は日本語でも手に入りやすくなってきたが、アメリカの少年野球の仕組みはなかなかまとまった情報がなく、知られることが少なかったように思う。本書はアメリカ駐在妻が息子を少年野球に送り込んだ際の生の情報が見事にまとまっている。アメリカは少年野球でもトライアウトがあって、という通り一遍の情報ではなく、我が子と共に試行錯誤しながら一歩づつ進んだ姿が見事に描かれているのが素晴らしい。アメリカで育った人々の思考の源泉に触れることができる。野球ファンならずとも、アメ...
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オーサ・イェークストロム, 北欧女子オーサが見つけた日本の不思議

北欧女子が見つけた日本の不思議のブログが書籍化。完璧な日本のマンガスタイルに、日本のマンガ文化へのリスペクトを感じて嬉しくなる。内容はほのぼの日常エッセイで万人が楽しめる。
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加藤純子, 超高層マンション、暮らしてみれば……

児童文学作家がタワーマンションに住んだ記録をエッセイ形式で。あまり不動産業界に縁がある方でもなさそうなので、素直な居住者目線と見て良さそう。本書が出版された2002年のさらに14年前に住みはじめたとのことなので、タワーマンションの最初期組にあたる。そのため、技術的なところは今では改善していそうな部分も多い。それでも、高層故の風の強さなどの本質的な問題は今でも参考になるだろう。
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まついなつき, まさかわたしがPTA!?

PTA実体験マンガ。現場の実体験中心で、そもそものPTAの成り立ちや法的な位置づけについてはほとんど触れずじまい。それでも実態の一例としては興味深い。
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赤瀬川原平, 新解さんの謎

赤瀬川原平のエッセイ集。表題作の "新解さんの謎" に加え、"諸君!" で連載していた "紙がみの消息" も収録。新解さんの目の付け所はさすがだが、一発ネタなのでまとめて読むとやや中だるみを感じる。
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須賀原洋行, 実在ゲキウマ地酒日記 (2)

実在ゲキウマ地酒日記の続編にして完結編。前巻からの続きとして何気なく読んでいたところ、巻末の最終杯に不意をつかれる。この状況で表面上は淡々と連載を継続していた著者のメンタルには感服する。
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肉子, 100回お見合いしたヲタ女子の婚活記2

前作の落ち穂拾い。結婚後は客観視できるようになったせいか、前作にあったような自虐ネタは控え目で、純粋なルポマンガとして楽しめる。
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野広実由, ダンナが今日からラーメン屋 立志編

ダンナのラーメン修行をネタにしたエッセイコミック。肝心の調理の情報は少ないものの、有名店の内情を垣間見れるのは面白い。