internet

comic

高野文子, ドミトリーともきんす

朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹という日本を代表する科学者たちの読書案内だが、ひとひねりして彼らが下宿する学生寮を舞台とした連作短編漫画に仕上げている。(おそらく多くの読者が期待する) 高野文子らしさという点では少々物足りないが、円熟したシンプルな線画が心地よい。
game

The Pedestrian

The pedestrianをプレイ。2Dのアクションパズルだが、背景は3Dで緻密に書き込まれている。パズルの難易度は易しめだが、丁寧な作り。途中 (後で調べたところによると終盤に差し掛かったところ) から3D操作が必要になり、クリアを断念した。私は3D酔いがひどく、一人称視点の3Dゲームをプレイするとすぐに気分が悪くなってしまうため。
comic

大石浩二, 令和のおもちゃウーピン (1)

トマトイプーのリコピンが一区切りして新連載。今回はめめちゃんのような一般受けするキャラもなく、昭和生まれのおじさんに全振り。共感しかない。
diary

記憶汚染展

渋谷BEAMの記憶汚染展を訪問。体験型の展示で結構なボリューム。公式の案内で1時間半となっていたが、じっくり見るともう少しかかるかもしれない。今時はAIでそれっぽいコンテンツをいくらでも作り出せる時代だが、凄まじく手間暇を書けて作り込まれた物理的な展示品の数々はそうした安っぽい作品もどきとは一線を画している。単独で単純な驚きを与えてくれる気軽な展示と思わせつつ、全体を通じての裏ストーリーがしっかりしているのも良い。
book

有田正規(著), 科学の困ったウラ事情

学術出版の来た道から遡ってもう一冊。現代の研究者の実態、学術論文制度の限界、不正が起きる原因など、みんなが思っているがなかなか言えないことをズバリと書いてくれた。著者は生命情報科学の研究者だが、自分の関与する情報通信分野でも他人事ではない。
book

Brian W. Kernighan(著), 久野靖(訳), ディジタル作法 カーニハン先生の「情報」教室

カーニハンによるプリンストン大学の講義を書籍化したもの。原著は2011年、訳書は2013年の発行のため、AI・機械学習分野は漏れているが、そこさえカバーすれば今でもそのまま教科書として使用できる。情報専攻の学生には少々物足りないかもしれないが、専門外の学部生には十分な内容。
book

ばるぼら, 教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書

日本の商用インターネットが始まった1992年頃から本書が出版される直前の2004年頃までのインターネットの歴史を、主にWeb文化やアンダーグラウンドの観点からまとめた本。この種の本にありがちな変な捏造や偏見もなく、おおむね信頼できる内容。本書中で掲げられているURLの多くがすでにアクセス不能になっていることが示す通り、インターネット上の情報は意外に消えやすい。そうした中で、本書のように後世に残る形で出版されたことには大きな意義がある。大著にもかかわらず索引がなかったり、縦書き...
book

pha, パーティーが終わって、中年が始まる

ニートの歩き方の出版から15年以上が経ち、大きな心境の変化が語られている。単なる加齢のせいかもしれないし、単に飽きがきただけかもしれないし、著者の性質によるものかもしれない。理由はどうあれ、落ち着いて普通の中年にならんとしている心境は同世代として非常に共感できる。表題も実に味わい深い。
book

橘玲, HACK

万能なゼロクリック・エクスプロイトや何でもできる天才ハッカーのHAL、超高性能な小型発信器などの便利過ぎる小道具には色々とツッコミどころがあるが、今回のネタである暗号資産を利用したマネーロンダリングの解説をわかりやすくするために小説仕立てにしたとのだと考えれば悪くない。
hack

Windows環境のバックアップ

Windows環境のバックアップ体制を見直した。今まではpdumpfsを愛用していたが、現在はメンテナンスされておらず、さすがに限界を超えている。macOSの方は標準のTime Machineだけで十分なバックアップができているが、Windowsはそうはいかない。標準で提供されているファイル履歴の機能がそれに相当する (ことになっている) が、%USERPROFILE%以外も含めてバックアップを取るのには向かない。行儀が悪いアプリケーションはさまざまな場所にデータを置いてしま...