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白正男(作), 山戸大輔(画), テコンダー朴 (2)

前巻で完結した雰囲気だったが、まさかの復活。 もともとあまり長期連載向きのフォーマットではないせいか、ネット上で流行した時事ネタを盛り込んで嵩増ししている感はあるが、それでも水準以上の出来。
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まずりん, 独身OLのすべて (5)

毎度Webで読んではいるのだが、いつも通りお布施として購入。 今回も描き下ろしは少なめで、巻末のマユ子さんのマンガとオマケのシールくらい。でも買う。
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田村圭介, 上原大介, 新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか

建築論を専門とする田村と新宿ダンジョンの作者である上原の組み合わせの妙。 改めて新宿駅の構造を俯瞰すると、人が新宿駅で迷子になる理由が見えてくる。表題が釣りなのだけが残念。
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池田信夫, 希望を捨てる勇気 停滞と成長の経済学

池田信夫の書き下ろし。当時のブログの内容をより深掘りしたような作品。 日本経済の長期停滞の原因である正社員の既得権益がもたらす格差と財政政策の失敗に関する分析が中心で、トンデモ度は低め。全体的にネガティブ基調が過ぎる様に感じるが、出版時点の2009年の空気に引きずられている部分もあるのかもしれない。
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Gever Tulley(著), Julie Spiegler(著), 金井哲夫(訳), 子どもが体験するべき50の危険なこと

TEDのプレゼンテーションを膨らませて書籍化したもの。このプレゼンテーションが素晴らしいので、まずは本書の前に視聴するのがおすすめ。 企画の勝利と言える本なので、個々の項目自体はそれほど特筆すべきことはない。しかしながら、その背景にある精神には学ぶところが多い。
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意識の高いデブ, 意識の高いデブ

Deboo!の単行本。 一発ネタ本ではあるのだけれど、ユーモアのセンスはなかなか。ボリュームは少々軽めか。
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まずりん, 独身OLのすべて (4)

相変わらず描き下ろしは少なめではあるが、お布施として購入。 今回は表紙がまさかのマユ子さん。初期は目立たない脇役だったが、この頃は腐キャラが確立して一本立ちしてきた。
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吉田一郎, 世界飛び地大全 不思議な国境線の舞台裏

世界飛び地領土研究会の書籍化。企画の勝利と言える作品で、数奇な運命を辿った数々の土地をその歴史と共に楽しめる。机上の調査のみの本で現地の訪問などはないが、その土地の歴史を俯瞰するための本なのであまり気にならない。また、この種の本にしては政治的な姿勢が中立なのも良い。 編集はかなり甘めで、あまり読みやすい本ではない点が残念。せめて文体くらいは統一して欲しい。地図も見やすいものではない。
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寺澤英明, ウルトラライトハイキングギア

ウルトラライトハイキングを実現するための山用具カタログ。ブログ "山より道具" が初出の記事が多い印象。 ウルトラライトの思想は軽く触れるのみで、むしろ山用具への偏愛が強く感じられる。衣食住を広くカバーしており、いずれの用具も実際のリアルな使用感が伝わってくるのが良い。
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喜多村拓, 古本屋開業入門 古本商売ウラオモテ

現職の古本屋のオヤジによる古本屋商売のノウハウ集。 サバサバとした文体ながら、そこここに古本への愛が感じられるのが良い。お金の話から店作り、万引き対策まで古本屋のノウハウが惜しげも無く詰め込まれている。古本屋の経営を考えている人にはもちろん古本屋の客にも興味深い内容が山盛りで間違いなくおすすめできる。2007年発行のため、インターネット関連の情報がやや古くなっている点だけが難か。