mahjong

book

津田岳宏, 賭けマージャンはいくらから捕まるのか? 賭博罪から見えてくる法の考え方と問題点

麻雀ファンなら一度は疑問に思ったことのあるお題を現役の弁護士が追いかける。 もちろん、刑法の条文解釈と判例の調査が基本になるのだが、それにとどまらずに雀荘関係者への取材を通じてボーダーラインを探ろうとする姿勢は素晴らしい。ただし、それで得られた結論が、都内のピンやテンゴのフリー雀荘は逮捕の可能性は殆ど無いが運が悪いと逮捕されることもある (逮捕実例あり) 、という曖昧なものであるのはやはり残念に思う。 後半はそこからさらに飛躍して、刑法の賭博罪のあり方について。そもそもの賭博...
diary

ZOO 池袋サンシャイン60通り店

ものすごく久しぶりの新店開拓。ここ数年は新宿fairyばかり (といっても年に数回程度) だったのだが、池袋にも禁煙店ができたと聞いて、池袋に出るついでに寄ってみることにした。 場代の安さはさすがZOOドリンクのバリエーションが少ないのは場代を考えると仕方がない0.3と0.5がある。比率はよくわからないが、早いほうでお願いしたら0.5になった今はZOO全店で成績をWebで見られるらしい (が、ログイン方法がわからない)
comic

大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (7) 特装版

前巻でついに神々の黄昏 (ラグナロク) 大戦編も終わり新章の獅子の血族編へ。今回は内政が中心で民主党ネタも絶好調。 なお、特装版は "第一次ラグナロク大戦報告書" の小冊子とポストカード、シールが付属する。
book

若松草介, インチキ麻雀みやぶり法 イカサマの実体を知り、今後の麻雀に役立てる!

昭和60年発行の麻雀イカサマ本。 この頃には既に全自動麻雀卓が普及し始めていたはずだが、手積みを前提としたネタが多い。それなりに当時の麻雀雑誌などを読んでいる向きには、あまり新鮮なネタは無いように思える。 文章はかなりクセがある。昔の週刊誌的、と言ったら伝わるだろうか。根拠不明な与太話を書き飛ばしているような雰囲気も、今となっては味がある。
comic

大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (5) (6)

神々の黄昏 (ラグナロク) 大戦編もついに完結。もちろん期待に違わず、想像の一枚上を行く打ち手、無駄に格好良い大技の数々、漫画界の常識を打ち破る異常なコマ割りなど、まったくパワーが落ちていない。
comic

KICHIJO, 角刈りすずめ(1)

近頃の近代麻雀のフリーダムっぷりを表す一冊。こういった作品を普通に通す編集が素晴らしい。麻雀が良くわからない人にも楽しめる。
book

阿佐田哲也, 阿佐田哲也の麻雀秘伝帳

長らく絶版になっていたせいで読み逃していた "阿佐田哲也のマージャン秘密教室" が新装版で復活。 全自動卓全盛の現在にはそぐわない積み込み系の技が多いが、実用書ではなく古典として読むべき本だろう。ルールの変遷など、歴史的に興味深い部分も多い。 最終章の "本技" は、出版年月からして、の原型となったと思われるもの。戦術論としてはいささか古臭さが否めないが、考え方自体は今でも通用するものがある。
diary

テキサス・ホールデム

教授宅で誕生日会も兼ねてパーティをやるというのでお邪魔してみたら食後はポーカー大会だった。 いわゆるテキサス・ホールデムで、ガイドブックを読んだことがあるためルールと基本的な戦術はわかっているものの、実際にプレイするのは初めて。 普段プレイしている麻雀と比べて、ゲームとして面白いかというと微妙ではある。しかし、ゲームそのものよりもベットラウンドを楽しむという意味では優れたゲームだと思う。
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福地誠(著), 桐島いつみ(漫画), ネット麻雀・ロジカル戦術入門

ロジカルと言うほどロジカルでもないが、それでも麻雀戦術本としてはマシな部類。 本書で述べられているのは天鳳の強者達に近い戦術だとは思うが、その数値的な裏付けが甘い。たまに "誰かがコンピュータでプログラムを組んで検証してくれて、こちらの方が有利と出ました" という他力本願なものがあるが、具体的な数値は全く出てこないのでツッコミの入れようもない。 桐島いつみの漫画はダジャレのみ。の頃のようなキレはもうないのか。
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馬場裕一, 実戦! ブレイン麻雀 言い訳無用のリアルタイム麻雀解説

対局中にリアルタイムに解説をしていくというスタイルなので仕方ない部分もあるが、一局の事象を過度に一般化しているのが気になる。また、馬場プロの解説も基本的に打ち手の発言を鵜呑みにするもので、せいぜいその局において正しかったのかの解説のみ。本当にその発言が正しかったのかをきちんと統計的に検証するくらいの気概が欲しかった。無理だろうけど。 オカルトが多い (血液型で性格を読むと言い放つプロがいる!) のは読んでいて萎える。