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宝島社編集部(編), コワ~い不動産の話

真偽不明ながら引きの強いネタばかりを集めた、まさに宝島らしい一冊。話半分に読むべきだとは思うが、不動産取引の前に今一度慎重になるために読むのには良いだろう。
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あびるやすみつ, 本気で稼ぐための「アフィリエイト」の真実とノウハウ

アフィリエイト本だが、位置付けが中途半端。定義や解説なしで新たな用語や略語が登場するので上級者向けかと思いきや、内容は薄めで一般論が中心。アフィリエイトに取り組んでいるが伸び悩んでいる人が今一度見つめ直すきっかけには良いのかもしれない。
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芦沢晃, 18年間の経験と区分保有41室のデータによる 新版 中古1Rマンション堅実投資法

著者自身の体験談が中心。生存バイアスがかかった成功例なので話半分で。 不動産投資ありきで話が進むので、他の投資との比較はほぼなし。収支を考える際にインフレを考慮せず他のベンチマークとの比較もしていない。 マンション運営に関わる細かなノウハウが書かれてはいるので、他の投資と比較の上で1Rマンション投資を決断された方ならば読む価値はあるかもしれない。
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山田真哉, 花輪陽子, 「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。」

ニコニコ生放送の税理士とファイナンシャルプランナーによる対談を単行本化したもの。 税金や年金、保険、クレジットカードの仕組みの紹介が中心。かなり初心者向けの内容なので、今までこのあたりに興味のなかった人向けか。
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トマス・J・スタンリー(著), ウィリアム・D・ダンコ(著), 斎藤聖美(訳), 新版 となりの億万長者 成功を生む7つの法則

本書の "億万長者" とは、キャッシュフローが豊富な人ではなく、ストックが豊富な人のこと。億万長者の多くが倹約によりその資産を築いてきたことを統計データから明らかにする。 データがやや古いのとサンプリングの適切さにはやや疑問が残るのとがやや残念だが、結論はさもありなんと思わせる。
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鈴木みそ, ナナのリテラシー (2)

ナナのリテラシーの続編。今回のテーマはお得意のゲーム業界。 いわゆる課金ゲームの問題をゲーム会社の視点で取り上げ、ここまで身も蓋もない分析ができるのはさすが鈴木みそと思わせる。
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首藤由之, 「貯まる人」「殖える人」が当たり前のようにやっている16のマネー習慣

生涯賃金と可処分所得を可視化した上でお金を考えようという姿勢はわかりやすく、この種のマネー本の一冊目としてお勧めできる。トンデモ度も低い。 内容的にはあまりオリジナリティはなく、どこかで聞いたことがあるネタが多い。他のマネー本をある程度読んでいる人ならば改めて読む必要はない。
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木村剛, 投資戦略の発想法 2010

一種の投資教科書。トンデモ度は低く、最初の一冊としてもおすすめできる内容。強いて挙げるのならば、やや国内投資の比重が高すぎるのが難か。 本書は2010年版だが、投資環境は2010年から少々変化しているものの、とるべき基本的な戦略は大きく変わっておらず今でも十分に通用する。
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橘玲, タックスヘイヴン Tax Haven

橘玲お得意の金融小説。租税回避ネタを中心に、ミステリ、ロマンス、アジア紀行と要素を詰め込みすぎている感はあるが、やはり一気に読ませる力がある。おすすめ。
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茨木保, がんばれ! 猫山先生 (3)

猫山先生の続編。 ようやく表面化してきた猫山先生の開業後の問題が笑いと涙を誘う。鹿野先生はさすがに救いがなさすぎ笑えなくなってくる。