book 野口悠紀雄, 「超」税金学 の続編です。前作同様、節税ノウハウ本ではなく、税金制度を考える本です。とはいえ、啓蒙書的な位置付けですので、税の専門家でなくとも十分に読める内容になっています。 特に間接税 (消費税) と固定資産税に重点がおかれており、現状の税制の制度上の不備から改革提案までが述べられています。そのあたりに興味のある向きにはお勧めです。 2004-01-24 book
book オーレン・ロース, 億万長者だけが知っている雨の日の傘の借り方 タイトルを一見すると借金をするための方法の本にも読めますがそんなことはなく、リスクヘッジのための海外個人投資を薦める本です。 本書では本当のリスクヘッジとして、最終的に日本国と運命を共にすることになってしまう日本国内の銀行への外貨預金ではなく、日本国から完全に独立した海外のオフショアバンクの利用を薦めます。ただし、実際にオフショアバンクの口座開設手続き等を手取り足取り教えてくれるノウハウ本ではないので、それらをお望みの方は別の本を選んだ方が良いかと思います。この本が扱うのはあ... 2004-01-13 book
book 野口悠紀夫, 「超」納税法 節税ノウハウ本の様なタイトルですが、それを期待していると裏切られます。税とはどうあるべきかという、割と学術寄りな内容が中心です。節税ノウハウは、終盤になって (のような) サラリーマン法人化の話が少し出てくるだけです。でもこの方法を導入するには、ある程度以上の規模の会社に勤めている人は総務部と闘わなければいけないわけで、あんまり現実的じゃないような……。 2003-11-18 book
book 橘玲, マネーロンダリング 橘玲氏が小説デビューということことで購入。その金融知識を生かしたストーリー構成はもちろん、人物の魅力もすばらしく、小説としてもかなり上質。ところで、この橘玲氏って、何者なんでしょう?略歴をみると、"1959年生まれ。早稲田大学卒業。会社役員。" とありますが・・・。 2003-08-25 book
book 橘玲, お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ゴミ投資家シリーズで有名な、海外投資を楽しむ会の中心人物である橘玲氏が個人名で出版。内容はゴミ投資家シリーズで語られてきた事柄が多いが、良くまとまっている。 2003-08-25 book
book バートン・マルキール, ウォール街のランダム・ウォーカー 内容を一言で言うと、"株買うならインデックス・ファンドを買え" 。それ自体は納得のいく内容なんですが、問題は日本でどのインデックス・ファンドを買うかということ。たとえば、日本でインデックス・ファンドというと日経平均連動型が一般的ですが、日経平均は銘柄大幅入れ替えなどの前科がありますし。 TOPIX連動型の方がマシ? 2003-08-25 book
diary 新生銀行 普通の生活をしていると、たまに銀行振込をしなければいけないときがあります。今までは普通に銀行から手数料を払って振り込んでいたのですが、最近では新生銀行がインターネットからの振込は他行宛でも手数料無料だそうで。よく調べてみると、新生銀行は口座維持手数料無料&セブンイレブン内のアイワイバンクATMから24時間365日無料で入金可能らしいので、近所の徒歩3分のセブンイレブンと組み合わせるといつでも現金からの無料振込コンボが可能に! そんな感じで一人で盛り上がりつつ、細かい資料を取り... 2003-07-06 diary