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一分間タイムマシン

わずか6分のショート・ショート映画。場面転換もなく二人の掛け合いだけの映画だが、テンポもよくグイグイ引き込まれる。もう少し観たいくらいの気持ちが残るのが丁度よい。
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シン・エヴァンゲリオン劇場版

Amazon Prime Videoで全作配信されていたので一気観。Qまでは劇場で観ていたが、内容はすっかり忘れていた。 最終話のシン・エヴァンゲリオン劇場版は相変わらず置いてけぼりを食らうラストではあるものの、純粋に映像だけで楽しい傑作だった。しかしそれ以上に一つの時代が終わってしまった寂しさが胸を打つ。
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Dan Gelber(著), Greg Costikyan(著), Eric Goldberg(著), Allen Varney(編), 沢田大樹(訳), パラノイア トラブルシューターズ・リトル・レッド・ブック

あのパラノイアの邦訳であるを再編し、プレイヤーズガイドに仕立てたもの。 きちんと「わかっている」人が手掛けており、読み物としても楽しめる作りになっている。装丁も見事に雰囲気を出しているので、電子書籍ではなく紙でどうぞ。
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詠坂雄二, 人ノ町

詠坂雄二には毎回作風の変化に驚かされる。今回は時代も地域も不明な雰囲気ファンタジーかと思いきや、案外しっかりとミステリーもしている。
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藤子・F・不二雄, 未来の想い出

藤子・F・不二雄晩年の傑作。マンガ家の主人公、タイムスリップとやや使い古されたネタながら、それだけにマンガの上手さが際立って見える。若い時代への郷愁に人生への振り返りと、晩年の大人向け作品ならではの味も素晴らしい。
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隔たる世界の2人

Netflixで視聴。アカデミー短編映画賞 (Academy Award for Best Live Action Short Film) 受賞作。使い古されたループものかと思いきや、実はSFの皮をかぶった社会派の作品だった。
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インターステラー

クリストファー・ノーランらしい難解な作品。解説なしで一度見ただけではさっぱり全容がつかめない。純粋に娯楽映画として観ても十分に楽しめはするけれど、おそらくは張り巡らされているであろう伏線や監督の真意を理解するには繰り返し視聴することが必要そう。
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トゥルーマン・ショー

たまにはハリウッド映画でも。 多くの人が一度くらいは自分の周りがすべて脚本通りに動いているのではないかと夢想したことがあるかと思うが、そんな思いを見事に映画に落とし込んだ作品。完璧なプロットもさることながら、画面の端々まで行き届いた作り込みが嬉しい。繰り返し観ても新たな発見がある。
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清涼院流水, コズミック

バーナード嬢曰く。での取り上げ方が気になって読んでみた。 壁本として酷評される理由は、その分厚さにあると感じる。最初からまともな密室トリックとして解決する気が感じられない事件を延々と19本も読まされるのはなかなか厳しい。
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篠原健太, 彼方のアストラ (1) (2) (3) (4) (5)

少年ジャンプ+で短期集中連載された作品。きちんと少年マンガをしながらSFやミステリの要素も見事に取り込んでおり、大人でも存分に楽しめる。今どきのマンガながら無駄な引き伸ばしもなく完璧なまとめ方。謎が解けた後に再読すると、そこかしこにヒントが散りばめられていることに気付き、作者の構成力の高さがよく分かる。