subculture

comic

深谷陽, スパイシー・カフェガール

スパイスビームの前作にあたる作品。この頃に既に骨格は完成しており、異常にウマそうな食事と先を読ませない展開が高いレベルで融合している。
book

長谷川晶一, プロ野球12球団ファンクラブ全部に10年間入会してみた! 涙と笑いの球界興亡クロニクル

表題どおり、全球団のファンクラブの比較を行った企画。一見するとただ一発ネタなのだが、贔屓球団のファンクラブのみに入会している一般のファンにとって他球団のファンクラブは完全に盲点であった。球団広報への取材などではなく、一ファンとして地道に10年間入会し続けた情報をまとめたのも良い。10年分の変化をまとめて読むと、各球団の思惑やファンに対する姿勢が透けて見える様で実に興味深い。
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tugeneko, 彼とカレット。

パワプロくんのアレなどで有名だったtugenekoの単行本。当時からある意味ワンパターンな笑いなのだけれど、ここまで続けられるともはや様式美とも感じられる。
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福田里香(著), オノ・ナツメ(挿画), ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50

映画やマンガでよくあるステレオタイプな表現のうち、特に食にまつわるものをまとめたもの。映画ファンにとっては常識的なものも多く、また特に網羅性が高いというわけでもないので、軽い読み物としてどうぞ。
book

鈴木孝夫, 人にはどれだけの物が必要か ミニマム生活のすすめ

一種の環境本なのだけれど、あまり押し付けがましさがない。安易なRecycleに走るのではなく、その前のReuseやRepairを身近なところから徹底する姿勢には頭が下がる。
book

マーク・オブマシック(著), 朝倉和子(訳), ザ・ビッグイヤー 世界最大のバードウォッチング競技会に挑む男と鳥の狂詩曲

1年間の期間中に北米でいかに多くの鳥を見られるかを競うザ・ビッグイヤーを取り上げたノンフィクション。2011年には映画化もされた。まったく事前知識なしで読み始めたが、一気に惹きこまれてしまった。分野は違えど他人に理解されない趣味に多くのリソースをつぎ込んでいる人ならば、間違いなく共感できる。おすすめ。
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深谷陽, スパイスビーム

謎のタイ料理店を舞台に何でもぶち込んだ何ともアジア的な作品。先が読めない展開に惹きこまれ、一気に読んでしまった。おすすめ。
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業田良家, 自虐の詩 (上) (下)

実は読んでいなかった過去の名作。上巻はワンパターンでやや退屈ですらあるギャグマンガだったのだが、登場人物の過去を深堀りする作品に路線変更してから一気に化けた。
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本の雑誌編集部(編), 古本の雑誌 (別冊本の雑誌)

本の雑誌から古本関連の記事を再編集したもの。町田周辺で過ごした時間が長い身としては、高原書店の話が聞けたのが嬉しい。
game

STEINS;GATE

発売5周年記念サマーセールの時に購入して放置していたSTEINS;GATEをようやくプレイ。ほぼ一本道なので、あまりゲームを遊んでいるという感覚がなく、ビジュアルノベル気分。設定もキャラクターも癖がある作品なので好き嫌いは分かれると思うが、巷で言われているようにストーリーの質はなかなか。