book キャサリン・メイヤー(著), 近藤純夫(訳・エッセイ), 山でウンコをする方法 自然と上手につきあうために フザケたタイトルだが、中身はいたって大マジメ。環境保護の観点から、野外活動中の排泄がどうあるべきかを仔細かつ実践的に語る。登山家である著者の体験はもちろん、なかなか表立っては語られないこの種のエピソードが豊富に含まれているのも楽しい。 2016-01-16 book
book 中野純, 「闇学」入門 闇を歩くの頃から注目していたが、ついに "闇学" を標榜するまでに昇華させてきた。素朴な闇歩きの楽しさを語るだけではなく、日本人と闇との歴史的な関わりまで深く切り込む内容は素直に脱帽。 2015-12-18 book
diary 軍畑~岩茸石山~黒山~棒ノ折山~権次入峠~岩茸石~滝ノ平尾根~豆口峠~子ノ権現~吾野 以前走ったコースをほぼ逆走する形。出発は軍畑駅から。高源寺と天之宮神社をすり抜け、高水山へ向かう。連休の中日ということもあり、結構な人出常福院の脇を駆け上がると高水山のピーク。踏まないルートも取れそうだったが縁起物として踏んでおく岩茸石山から黒山、棒ノ折山まで縦走。特に迷いやすいところもなく、快適に走れる。棒ノ折山周辺はさすがの賑わい岩茸石を経由して滝ノ平尾根を下るとすぐに名栗。暖かい日だったこともあり、入間川で遊ぶ家族も多い西武線方面へ抜けるには竹寺経由のルートもあるが、今... 2015-09-22 diary
book 山と溪谷社(編), ウルトラライトハイカー ウルトラライトハイキングを実践しているハイカーたち10人の実例集。トレイルランニングよりも縦走寄り。どこか雑誌的な企画で、単行本向きではないように感じる。具体的な製品名を前に出した構成を見ると、用具メーカーとのタイアップもあるのだろうかと思える。国内のハイカーを中心に紹介したあとで、唐突に米国のロングトレイルの話があらわれる構成も不可解。 2015-07-26 book
book 加藤則芳, ロングトレイルという冒険 「歩く旅」こそぼくの人生 日本の登山で主流のピークハントではなく、長距離縦走を主目的とするロングトレイルの提唱。トレイルランニングやウルトラライトハイキングとはまた異なり、速度や軽装を主目的とせず、自然との触れ合いを重視するスタイル。本書の柱となっているのが米国のアパラチアン・トレイル縦走の半年間を綴った手記。単なる体験記に止まらず、その背景文化まで掘り下げているのが素晴らしい。所々親米が過ぎる様に感じるが、この体験が大きく影響しているのだろう。 2015-02-12 book
comic ゲキ, 元祖女子山マンガ でこでこてっぺん 山ヤのあるあるマンガ。山と渓谷の17年に及ぶ地味な連載が一冊に。日常ギャグマンガではあるのだけれど、根底に山への愛が感じられるのが良い。 2015-01-20 comic
book 吉長成恭(編), 中川重年(編), 関根秀樹(編), 焚き火大全 アウトドア本は数あれど、焚き火というものをここまで掘り下げた本はまさに空前絶後。単なるノウハウ本の粋を超えて、文化や風俗の視点からも評価できるまでに昇華している。周辺情報も充実しており、焚き付けの集め方から焚き火を利用した調理、焚き火を取り上げた芸術作品、世界の焚き火事情まで隙がない。 2015-01-10 book
diary 小川町~切通し~赤木~笠山~七重峠~赤木~切通し~小川町 昨日の雨で足場が悪そうだったので、ロード中心で登れるコースへ。小川町から赤木付近までの8km程まではほぼ平坦なコースで快調に飛ばす赤木からは突然急坂となるが、笠山神社下社付近までは舗装路で快適に歩ける鳥居をくぐってからは本格的なトレイル。樹林の中を駆け上がっていくのは気分が良い笠山神社を経由して山頂へ至るが、ガスが出てしまい何も見えず。山頂ですれ違った男性によると、朝方は良い天候だったのに、とのこと笠山山頂からこれも急坂を下り、七重峠へ。ここからは東南のときがわ町方面へ下る予... 2014-11-02 diary
product ドクターヘッセル インセクト・ポイズン・リムーバー 山を走っていると蛇や蜂を見かけることも多いので、念の為に携行することにした。値段の割にはちゃちに見えるが、トレイルランニングの際にも邪魔にならない小型なのは嬉しい。 2014-10-12 product
book 松濤明, 新編・風雪のビヴァーク 昭和初期の伝説的登山家、松濤明の各種の著述から遺書までをまとめたもの。紀行文は登歩渓流会の会報に寄稿されたものが中心のため、山をやっている人以外にはあまり楽しめないかもしれないが、戦前戦後の登山事情を知る上では貴重な資料といえる。一方で、スポーツアルピニズム批判などの思想は現代でも通用する内容と感じる。 2014-10-09 book