trail

comic

岡本健太郎, 山賊ダイアリー (5) (6)

だいぶ長期連載になってきた。 日常の安定した面白さの上に、アメリカザリガニ、ヌートリア、アナグマなどの珍味追求が加わり飽きさせない。
product

グレゴリー ルーファス12

10年ほどに渡って初代ルーファスを使用していたが、さすがに限界が来たので買い替え。 背負った際の第一印象として、重心が非常に高く感じる。腰回りをすっきりさせたのが効いている。その分、腰骨で荷重を支える感覚が薄くなったのは一長一短今風のベスト型に近づいた設計で、より強いフィット感ある程度の期間使ってみないと実態はわからないが、メッシュ作りの肩紐などは耐久性が不安になる薄さショルダーハーネスにボトルが入るようになったのも今風。もちろん、バックパックを下ろさずに出し入れできる背面の...
book

野口健, 落ちこぼれてエベレスト

アルピニスト野口健による自伝。 山行の記録ももちろん素晴らしいのだが、それ以上に興味深いのが著者の若気の至ったエピソードの数々。高校時代の喧嘩と停学、アルコール浸りの大学時代、シェルパの娘との結婚と離婚、それらを包み隠さず語っているところは好感が持てる。
book

羽根田治, 飯田肇, 金田正樹, 山本正嘉, トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか

2009年のトムラウシ山遭難事故の検証本。 ただ行程を追ったドキュメントにとどまらず、気象、低体温症、運動生理学の各方面の専門家がそれぞれの視点から多角的に検証しているのが素晴らしい。
comic

岡本健太郎, 山賊ダイアリー (4)

いつも通りの猟師の日常。 今回の大ネタはイノシシ狩り。狩りから解体、調理までのフルコース。変化球でジネンジョ掘りやサビキ釣りなども。
diary

浦山口~橋立堂~長者屋敷ノ頭~武甲山~一の鳥居~横瀬

ゴールデンウィークなので少しだけ日帰り練習。 休日は1日2本だけある西武秩父線から秩父鉄道への直通電車で浦山口へ。行楽客が多く、座れないほど今年のゴールデンウィークはやけに暑い日が続く。今日も速乾Tシャツ1枚に帽子とサングラス浦山口稲荷神社にお参りしてから走り出す橋立堂付近はやや俗化しており、鍾乳洞目当ての家族連れも多い林道に入るとほぼ人がいない。登山客も少なめ林道は舗装こそされていないものの車が入れる道のため、迷う心配はない標高600mに達するあたりで林道は終わり。激登りが...
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寺澤英明, ウルトラライトハイキングギア

ウルトラライトハイキングを実現するための山用具カタログ。ブログ "山より道具" が初出の記事が多い印象。 ウルトラライトの思想は軽く触れるのみで、むしろ山用具への偏愛が強く感じられる。衣食住を広くカバーしており、いずれの用具も実際のリアルな使用感が伝わってくるのが良い。
diary

鳩ノ巣~城山~大楢峠~御岳山~日の出山~タルクボ峰~金比羅山~武蔵五日市

休日の狭間に年休が取れたので久しぶりの新コース開拓。 天候は良く、9:00過ぎの走り始めの時点であまり寒さを感じない。動き始めてすぐにウィンドブレーカーを脱ぐ当初計画では越沢バットレス経由で大楢峠に入る予定だったが、越沢林道開設工事の影響で通行止めとなっており城山経由で迂回することした。迂回路に入るところで犬の散歩中の地元のお婆さんに声をかけられ、工事現場の方に声をかければ通れるはずとの情報を得たが、トレーニングで来ていることもあり迂回路を行くことにした。丁重にお礼を言って走...
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キャサリン・メイヤー(著), 近藤純夫(訳・エッセイ), 山でウンコをする方法 自然と上手につきあうために

フザケたタイトルだが、中身はいたって大マジメ。 環境保護の観点から、野外活動中の排泄がどうあるべきかを仔細かつ実践的に語る。登山家である著者の体験はもちろん、なかなか表立っては語られないこの種のエピソードが豊富に含まれているのも楽しい。
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中野純, 「闇学」入門

闇を歩くの頃から注目していたが、ついに "闇学" を標榜するまでに昇華させてきた。 素朴な闇歩きの楽しさを語るだけではなく、日本人と闇との歴史的な関わりまで深く切り込む内容は素直に脱帽。