山本弘, 去年はいい年になるだろう

山本弘の私小説的要素の強いSF作品。

氏の小説が初めてという方には何が何だかという部分もみられるが、ラプラスの魔時の果てのフェブラリー時代からのファンである私には共有できている楽しさがある。また、氏の内面を吐露する場面などファンでなければ赤面してしまうようなものが多いが、これもこの作品の味だろう。

もちろん、SF部分の出来は素晴らしく、センス・オブ・ワンダーを十分に堪能させてくれる。

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