2007-10

book

間羊太郎, ミステリ百科事典

寝る前に少しずつ読んでいたら半年近くかかってしまった (他の本に浮気もしていたが) 。ミステリでよく見られるトリックやモチーフを網羅した、まさに百科事典の名にふさわしい作品。700ページ超のボリュームはダテではなく、名作ミステリはもちろん映画や落語のネタまで取り上げられており、著者の博識がうかがえる。巻末には妖怪学入門も収録され (これだけで別冊にできるほどのボリュームがある) 、読み応えも充分。
diary

パシフィックリーグ クライマックスシリーズ 第1ステージ 第2戦 マリーンズ対ホークス@千葉マリンスタジアム

遅めの夏休みをとって生観戦。平日の上に曇天だが、相変わらず右翼応援席は満員。さすがに内野席や2階席には空席も見えるが一塁側がとれなかったので三塁側の特別内野指定席に座る。どうせマリサポばかりだろうと高をくくっていたが、意外とホークスファンも多く半々といったところ。混在はある程度仕方がないと思うが、ホークスファンのメガホンバットの騒音には閉口させられる先発は予想通りの小林宏だが、これがボール先行でストライクを置きにいくと痛打されるダメなパターン。2回で勝負が決まってしまう早々に...
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大川豊, 日本インディーズ候補列伝(DVD付)

しばらく追いかけていないうちに、大川総裁はこんなことをしていた。外山恒一や又吉イエスといったネット上のメジャーどころとはちょっと違う路線。山口節生、羽柴誠三秀吉らを中心に、全国の候補者の演説を巡り取材を敢行した労作。付録のDVDも厳選された貴重な映像ばかり。おすすめ。
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岩田正美, 現代の貧困 ワーキングプア/ホームレス/生活保護

社会福祉学の入門書的な内容。貧困の境界を定めることの難しさに始まり、欧米生まれの "社会的排除" の概念や日本の貧困の実体まで一通り学べる。特に興味深いのは、実際の統計データから見られる平均的な貧困者像と、マスメディアでよく見られるタイプの貧困者との差。やはり後者は様々なバイアスがかかるのだろう。
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サルマルヒデキ, 東京鉄塔 ALL ALONG THE ELECTRICTOWER

毎日送電線を書籍化したもの。何というか "わかっている" 人の本なので、鉄塔ファンには間違いなくお勧めできる。写真もツボを押さえており、にこにこ角度を中心に結界中から見上げるアングルまで、鉄塔の魅力を完璧に引き出している。銀林先生をはじめとする先駆者へのリスペクトが感じられるのも好印象。