自転車ツーキニストとして有名な疋田氏の著作が文庫化された。
自転車の魅力を熱く語られ、いつの間にか自転車が欲しくなること請け合い。もちろん、本書を読み終える頃には、自転車の選び方、メンテナンスの基礎まで身に付いているはずなので、まさに至れり尽くせり。
後半は自転車先進国である欧州、特にドイツ・オランダの自転車事情が紹介される。それに対し、日本における自転車の扱いのひどいこと。私も自転車乗りの一人として、疋田氏の悔しさはよく理解できる。
自転車にほとんど乗らない人も、自転車を愛してやまない人も、どちらにもおすすめできる一冊。
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