カリフォルニア州の運転免許とSSNの取得

以前、カリフォルニア州の免許取得方法を書いたが、SSN (Social Security Number) 関係で一部誤りがあったので訂正と補足をする。だいぶ前の話になってしまうが、間違いを書いたままにしておくのも申し訳ないので。

結論から言うと、現在のカリフォルニア州では正式な免許を取得するのにSSNが必須。SSNなしでもらえるのはTemporary Driver Licenseまでで、正式な免許を取得するには、Temporary Driver Licenseで運転している間にSSNを取得してDMVに申請する必要がある。最初の担当者と言っていることが違うが、米国ではよくあること。

運転免許の試験に通ってからしばらくの間ぼーっと待っていたが、Temporary Driver Licenseの期限が近づいてきても一向に正式な免許が届かないのでやむなく電話で問い合わせたら発覚した。SSNを持ってこないから処理が止まっている、と言う。そういう状況なら電話の一本もくれれば、と思うがそれは日本人的発想。

そもそもJ-1ビザで入国してこちらで就労していない状態でSSNがもらえるのか、とSocial Security Administrationに問い合わせると、問題なく発行されるとのこと。市民権を持たない外国人がSSNを申請するには、以下の書類を揃えて (これは非就労者の場合で、既に米国内で就労している場合は追加で書類が必要となる) 近くのSocial Security Officeで手続きを行えば良い。特に予約は必要ないが、そこそこ混んでいるので営業開始時間の少し前に着くようにするのが吉。

  • Application For A Social Security Card (SS-5)
  • パスポート
    • もちろん、有効なビザとI-94があるもの
  • DS-2019
    • コピーでなく原本が必要

受付で整理番号をもらってしばらく待つと窓口に呼び出される。手続きは書類一式を渡して、簡単な質問をされるだけなので20分ほどで終了する。訊かれる内容は、以前にSSNを取得したことがあるか、米国内で就労したことがあるか、米国内の金融機関に口座を持っているか、記述されている氏名や住所に間違いがないか、など。

手続きを済ませてから数日でSSNの封書が自宅に届く。SSNが記載されたSocial Security Cardはかなり重要な書類にも関わらず普通のプリンタで印刷した紙一枚で少し拍子抜けする。一昔前の日本の保険証を思い出す。

あとはSSNの番号をDMVの窓口に申請すれば正式な免許証が郵送されてくる。Social Security Cardの原本を持って行く必要はなく、SSNを記入した書類を窓口に提出するだけ。なお窓口で申請する際に “Temporary Driver Licenseが切れそうなんだけど” と言ったら向こう3ヶ月有効なInterim Driver Licenseというのを発行してくれた。Temporary Driver Licenseと何が違うのかは不明だが、普通に一人で運転しても良いとのことなので、実用上はあまり差がなさそう。

窓口で手続きを済ませてから1ヶ月ほどで正式な免許が自宅に郵送されてきた。

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