齋藤孝, 上機嫌の作法

私には、不機嫌さは「なんらかの能力が欠如しているのを覆い隠すため」だとしか考えられません。

という冒頭の考察は実に至言。

また、世に蔓延る上機嫌はバカで不機嫌は知的という思い込みも何の根拠もないもので、知性のある上機嫌を目指そうという本書のメッセージには共感できる。

肝心の上機嫌になる方法は散発的なtipsがずらずらと続くだけであまり体系立てられたものではないが、とりあえず思いつくものから試してみるくらいでまずは良いのではないかと思う。

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