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内館牧子, 終わった人

小説として見るとご都合主義が過ぎるが、シニア向けラノベと割り切れば完璧な内容。定年退職後のシニアが娯楽小説に求めるであろう要素がすべて詰まっている。大きめの活字と大量の改行でさらりと読める。

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我孫子武丸, 人形はこたつで推理する

安楽椅子探偵モノの連作短編集だが、探偵役が腹話術人形というところがひとひねり。最終話はこの設定が生かされた良作。第2話は密室ものだが、こちらもひとひねりしてあり面白い。

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飲茶, 史上最強の哲学入門

哲学入門書。ここまで刃牙に寄せる必要があったのかは疑問であるし、内容もあまりに簡略化しすぎているが、入門書として大掴みするだけに絞れば悪くない。

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中島義道, 哲学者というならず者がいる

今はなき新潮45の連載をまとめたもの。

哲学者の問いの立て方には、世の中で当たり前とされている態度や、みんなと同じように感じることを疑うという姿勢が根底にある。そうした姿勢を貫きながらも、ときに身の保全のためには汚い態度も許容するならず者である著者の生き方に強い親近感を覚える。時折触れられる大学教師としての生活も哲学者としての筋を通しており、見習う点がある。

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