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トム・スタンデージ(著), 新井崇嗣(訳), 世界を変えた6つの飲み物 ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラが語るもうひとつの歴史

“世界を変えた” という視点で見ると、この6つの飲み物でまず異論ないだろう。水が入るべきではと思われるかもしれないが、こちらは巻末に第7の飲み物として取り上げられている。世界を変えた飲み物の多くは、水を安全に飲めない時代にその代わりの飲み物として生まれた側面を持つ。途上国の多くの人々が安全な水に用意にアクセス可能となったときには、第7の飲み物として取り上げられるかもしれない。

さて、6つの飲み物は生まれた時代も地域もバラバラだが、いずれも歴史の転換点を象徴する飲み物という点は共通している。本書は飲み物そのものよりも、それらが歴史に与えた影響を中心に記述されている。コーヒーハウスのサロン的な役割など、飲み物の影響を過大評価しすぎているきらいはあるが、それらに目をつむれば読み物として文句なしに面白い。

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ジョナサン・ウィルソン(著), 実川元子(訳), 孤高の守護神 ゴールキーパー進化論

ゴールキーパーの系譜を国や地域ごとにまとめた本。欧州や南米が中心で、残念ながらアジアにはほぼ触れられていない。

名も知らぬゴールキーパーが続くところを読み続けるのは骨が折れる。小見出しもなく読みにくい本なので万人におすすめできるわけではないが、系統立てて学びたい向きにはおすすめできる。登場するゴールキーパーの索引はないが、裏表紙カバーと訳者あとがきに主要なゴールキーパーのリストがあるので参照すると良いだろう。

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歌野晶午, ROMMY 越境者の夢 新装版

ROMMYという人物を徹底的に作り込んだ構成がお見事。時折挿入される写真やスケッチもROMMYの存在感を支えている。

すべてをわかったうえで読み直すと登場人物の不可解な行動がすべて合理的なものだったとわかる仕掛けも緻密に組み立てられている。

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茂里憲之, カードゲームで本当に強くなる考え方

カードゲームという表題だが、ほぼトレーディングカードゲームが対象。中でもMagic: The Gatheringに寄せている。

確率論に加えて認知科学をどうカードゲームに橋渡しするかという視点は新鮮。有名な法則をあれこれ持ってきてこじつけているような節も見られるが、いままでカードゲームと結びつけられていなかった概念を持ち込んだのは価値がある。トレーディングカードゲーム用語が脚注もなしにでてくるので、ある程度それらに馴染んでいるが感覚のみでプレイしており伸び悩んでいる人向けか。

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