岩崎啓眞, 本当にためになるゲームの歴史 1本のゲームが億を生む仕組みのすべて
まずはインカム収入を得るためのアーケードゲームの歴史から始まるが、これがゲームビジネスの基礎とも言え、複雑化した現在のゲームビジネスよりもはるかにわかりやすい。
その後、話はオンラインゲームや現代風のF2Pゲームへと広がるが、これらも一貫してビジネスとしての収益構造の視点から解説されている。その時代のゲームがそれらの形に落ち着いたのは、社会背景やネットワークの性能、決済手段といった様々な要因からの必然であったことがよく分かる。
加谷珪一, 稼ぐ力を手にするたったひとつの方法
いわゆるJTCで出世をする方法が中心の自己啓発本。稼ぐ力の具体的な話はほぼなし。
加谷珪一, 世界のお金持ちが20代からやってきた お金を生む法則
今作はかなり自己啓発本寄り。ビジネスや投資の成功者を引き合いに出しての教訓話だが、表面をなぞっただけの話が多い。
天才的な成功者ではなく地味ながら着実な成功を掴んだ者を真似よ、という主張は納得できる。
謎解き×首都圏おでかけ ミステリーるるぶ アドベンチャー編
最近の謎解きブームと旅行ガイドの組み合わせは新鮮。肝心の謎解き部分の難易度は控えめなので、子どもと一緒に楽しむのにも良いかもしれない。
都心から日帰り圏内と書いてあるが、半日ではなく丸一日を確保しておいた方が良い。場所は書かないが、特に都心以外の首都圏にお住まいの方は時間に余裕を持っておかないと泣きを見る。
ボリュームの割にお値段はやや割高。るるぶ相当の小冊子が付いてくるものの、こちらもページ数は控えめ。それでも子連れで一日楽しむのであればそれほどコスパは悪くない。下手なテーマパークに行くよりは断然楽しめる。