思緒雄二 キターーーー。
というわけで、一部で話題沸騰中の送り雛は瑠璃色の (創土社版)がついに発売されました。
いつもなら amazon.co.jp で買うところなのですが、たまたま池袋に行くついでがあったのでジュンク堂で探してみました。予想されたことですが、捜索は困難を極めました。まず、どのコーナーにあるのか見当がつきません。とりあえず、文学、民俗、ファンタジーと、”あったらいいな” 順に検索して見るも全滅。そういえば、昔もウォーロック誌がとんでもない場所に置かれてたりして苦労したよなぁ・・・と昔を思い出してみたり。で、行き詰まって店員さんに探してもらったのですがゲーム攻略本の間に置かれてました。見つかるか、こんなもん。でもまあ、平積みにしてたので、許してやろう。
そんなこんなで無事入手できましたので、まずは、ぱっと見でわかる旧版 (社会思想社版、既に絶版) との違いで特に気になったものを以下に。ネタバレを含むかもしれないのでご注意を。
- 収録は “送り雛は瑠璃色の” と “夢草枕、歌枕”
- “送り雛は瑠璃色の” はパラグラフ数が10増加 (260→270)
- “夢草枕、歌枕” は大きな改訂なし (?)
- さすがにウォーロック版のあとがき収録はなし
- キャラ設定が変わってます
- 清木冷香の名字の読みが “セイキ” から “サイキ” に変更
- 御鈴由恵のニックネームが “オミス” から “オスズ” に変更。しかも、年齢が5歳ほど引き上げられてる
- 榊守魂美の名前が珠美に。しかも萌えキャラに
- 図版は全面改定
- 高橋政輝のイラストは良し (遙以外のキャラクターのイラストが初めて登場!!)
- 大町の地図が、いかにもパソコンで作りましたな安っぽい物に改悪
- 全体的に文章はかなり手を入れられてます
- 特にセリフまわりは改訂が多い様に見えます
- 遙が机に書いた和歌 (万葉集巻一、九番の額田王の歌からの本歌取り) に対するカズの解説が大幅に書き換えられています
- 名セリフ「靴屋さんはどこでせうか」が現代仮名遣いの「履き物屋さんはどちらでしょうか」に変更
- “Egret” は自家製焼きプリンがウリらしい
解析・攻略は後日に。
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