伊瀬勝良(原作), 横田卓馬(漫画), すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (1) (2)

まさかのM:tGマンガ。しかも、時代がエクソダス発売前後の1998年。現在30代中盤から後半あたりの男性を狙い撃ちしたような企画。

ストーリーはお手本のようなボーイミーツガールなラブコメだが、それがいい。肝心のM:tGの描写がやや淡白ではあるが、ガチの戦略を学ぶようなマンガでもないのでこれでいい。対人メタに寛容なところなど、当時のM:tGの空気感がよく出ているのもいい。

タイトルを見て、当時のルールだと “埋葬する” では、と思って調べたら、ウェザーライトですでに廃語になっていた。昔の記憶は当てにならない。

公式プロモカードが付属するので、電子版ではなく紙版を買うべき。1巻はテンペストが初出の悪魔の布告/Diabolic Edict、2巻はストロングホールド初出のショック/Shockと、有名カードながら時代背景を捉えているのがニクい。

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