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佐々木裕平, これ一冊で基礎から運用までOK! 投資信託 超入門

本当に初心者向けの入門書。内容は薄く表面だけだが、トンデモ度は低い。あくまでも投資信託に限定した入門書であり、資産全体のポートフォリオとして見ると欠けている部分もある点には注意が必要。また、ややアクティブファンド寄りな点や一般論中心で具体的なデータに乏しい点も要注意。
diary

スワローズ vs. マリーンズ @ 明治神宮球場

ものすごく久しぶりの神宮球場。交流戦が始まってからも日程が合わず、なかなか来られなかった。石川は立ち上がりやや不安だったが、要所はきちんと抑えていた。やや年寄り臭いがそこがいい西野は今季はやはり抑えか。三振の取れる縦の変化球があるのが良いオープン戦絶不調だった角中がここに来て見事な仕事。外野のポジション争いが熾烈な状態にもう一つの注目ポジションの捕手だが、伊東監督の好みは吉田か。バッティングはともかく、スローイングは水準以上井上の打撃はもはや言うことなし。研究されたあとに対応...
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やまだ浩一(画), 木村公一(作), 隠し球ガンさん プロ野球スカウト物語 (2)

若手スカウトや少々クセのある捕手など周辺人物が増え、少し深みを増してきた。浪花節の人情路線なのは相変わらず。
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梅棹忠夫, 文明の生態史観

いまや古典とも言えるヨーロッパからアジアにかけての文明に関する論考。西洋と東洋という従来の分類に代わる、第一地域と第二地域という新たな枠組みは今読んでも新鮮。特に、日本がならった古代帝国の中華との関係と西ヨーロッパ諸国とローマ帝国との関係の類似性の指摘は唸らされる。本書で示されているのはあくまでも大きな骨格のみであり、これだけで世界全てをつかめる様なものでもない。例えば、アメリカ大陸やアフリカ大陸については触れられておらず、これらは他の論者の文献で補う必要があるだろう。
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やまだ浩一(画), 木村公一(作), 隠し球ガンさん プロ野球スカウト物語 (1)

プロ野球のスカウトを取り上げたマンガ作品。元は週刊ベースボールの連載。今時のセイバーメトリクスなスカウトではなく浪花節系。せっかく題材は良いのだから、もう少し野球そのものに深入りしても良い気はする。
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内藤忍, 貯金が1000万円になったら資産運用を考えなさい

前半部分はまともな資産運用方法の解説。新味はないが、多くの人に安心して薦められる内容。後半は最近の著者の趣味を反映してか、海外不動産やワインへの投資に必要以上に重きを置いている印象。趣味的な投資にここまで大きな資産を割くべきという主張は理解に苦しむ。
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土屋智哉, ウルトラライトハイキング

10ポンド (約4.5kg) 以下の荷物を目安としたウルトラライトハイキングのすすめ。単に軽くすること自体が目的ではなく、自然との距離を縮めるという思想は好ましい。具体的な技術としてみると、比較的基礎的な内容が多い様に感じる。山経験が豊富な人が得られるものは少ないかもしれない。また、海外の文献を参照したと思しき内容が多く、どこまで日本の山に適した内容かは疑問が残る。
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田村亮, 28歳で政治家になる方法 学歴・職歴・資格一切不要! 25歳以上なら誰でもなれる!

市議会議員を就職先の一つとして捉えた指南本。着眼点は面白いが、経験則中心で客観的なデータがほとんどないのが残念。著者は選挙用品ドットコムの代表でもあるので、そのバイアスがかかっている点には注意。ネットだけの選挙活動を酷評しているのもそのあたりに理由があるのかもしれない。
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ヒラマツオ, 台湾 女ひとり旅

台湾旅行のエッセイコミック。夜市をはじめミーハースポット中心で、特殊な場所はなし。普通のツアー旅行の前に読むには丁度良いかもしれない。
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しろ, ヤマノススメ (1)

軽登山入門をテーマにしたマンガ。おそらく男性向けか。ストーリーやキャラクターはさておき、近所の低山から始める入門書としては悪くない。